Cosmos Factory

地方は終焉を迎え、無秩序な空間は途方もなく宇宙まで続く。

昔のはなし

2017-08-06 23:39:03 | つぶやき

 最近は母のいる特養を訪れるのは土日のどちらか。妻の実家の草刈をする日は、とても疲れてしまって訪問する気力もないから、草刈をしない土日のどちらか、ということになる。今日は明日の打ち合わせに資料が間に合わなかったため、出勤し、その帰りに母のところへ。日中に訪れるということは今までにもそう何度もあったわけではなく、暑~ぃ、かんかん照りの中特養を訪れた。暑いせいというわけではないだろうが、駐車場には1台しか車は停まっていない。いつも通り、休日であってもそれほど多くの人が訪れることはない施設だ。もちろん施設内は涼しい。涼みに行くには親のもとへ、そんな環境が今の特養にはある。ちょっとわたしには「寒い」と思うほどなのだが、妻に言わせると年寄りにはそれくらいの方が良いらしい。が、母は最近は行くたびに「寒い」という顔をする。わたしも涼しすぎるだろう、と機器の調整を以前はしたが、結果的に次に行けば元通りだから「それがちょうどいいんだろう」と、最近は寒そうな母の顔を見てもそのままにしている。

 今日は意外な話を聞いた。若いころ伊勢の紡績工場に働きに行っていたという。聞いたことのない話だった。どのくらい働いたかはっきりしないようだが、父(実父)が面会に行った折、昼に草の葉っぱのようなものを食べていて「こんなものを食っていたら死んじまう」と言って、父はすぐに母を連れ帰ったという。とはいうものの、すぐに帰った、というわけではなく、その時二見浦と伊勢神宮に寄ってから帰ったという。伊勢に行ったのが最初で最後であったのかは解らないが、そのときのことを懐かしく語った。もちろん強烈的な印象であった「こんなものを食っていたら死んじまう」を繰り返していたが…。

 日中訪れてもすっかり寝床に横たわっている母であるが、幸いにも痴呆がないのが救いである。

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