Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

続・アサギマダラ2016

2016-10-16 23:00:35 | 自然から学ぶ

(2016.10.9)

 

 「アサギマダラ2016」で触れた後、我が家の畑には最も多い時で7匹のアサギマダラが訪れたという。わたしが直接その場面を見ていないので、あくまでも妻の情報である。そんなアサギマダラももうよそへ渡っていってしまう時期であるが、昨日も1匹のアサギマダラがフジバカマの上を優雅に舞っていた。ふと気がつくと、足もとにアサギマダラの羽が4枚落ちている。渡れずに、ここで生涯を終えたアサギマダラもいたということになるが、よく見ると1枚の羽に1部欠けた痕が。その欠け方に見覚えがある。

 先週の週末もこの畑を訪れた際、2匹のアサギマダラが訪れていた。そのうちの1匹は、羽に1部欠けた痕があった。欠けてはいたがふつうにほかのアサギマダラ同様に舞っていて、ここで命を落とすというふうでもなかったのだが、おそらくそのアサギマダラの羽だと思われる。しばらく2匹のアサギマダラの様子をうかがっているうちに、2匹が近くに寄ってフジバカマの蜜を吸う時が訪れた。写真はその際のものだ。なかなか同一フレームに入るほど接近してくれないのだが、この時はわたしの期待に応えてくれたのだ。まさかその際のアサギマダラが、我が家で最後を遂げるとは、その時は少しも思わなかったのだが…。

 ほぼ1ヶ月ほどの間、その優雅な舞を魅せてくれたアサギマダラも見納めであるが、みながみな渡っていけるわけではなく、身近で命を落とすものもいる。やはりマーキングするのも負担になるのではないか、そんなことを羽を拾い上げながら考えたしだい。

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