トランク企画

インプロ(即興演劇)ユニット トランク企画のブログです。
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エッセイ「わたしとインプロ」 真野絵里

2016年10月23日 | 日記
お世話になります。僭越ながら今回「わたしとインプロ」というお題目で文章を書きました、真野絵里です。

私がインプロの稽古なり本番なりで一番肝に命じていることは、
その時の衝動に素直になること、というか、身を委ねること。委ねちゃうこと。
今、思ったことや、今、身体が動く方向に素直に進むこと。進んでみちゃうこと。

台詞がある舞台に立つ時とは勝手が違いますが、双方に深く関係していることだという実感があります。

ただ、私の中では、インプロの現場はトランク企画であり、それ以外を知りません。

素直に身を委ねるということは、決して解放的とは言えない自分の性格からして簡単ではありません。
なんとかそのことに挑戦できているのは、トランク企画の現場にいてくれている人達のおかげかもしれないとも思っています。

あと年齢もあるかもしれません。歳を重ね、子供を産み、何か若い頃のがんじがらめだった時とは全く違う感覚が、今はあります。

良い意味での、自分に対する、「まあええか」、が形成されてきたように感じます。

若い頃にはなかったこの感覚。ほんまに大事にしたいと思っています。インプロの現場だけでなく。そしてインプロの現場でも。
そういう感覚と真正面から取り組ませてくれた、考えさせてくれた、インプロさん。トランク企画さん。
ありがとうございます。


あと、私にとって、一番大事なことは、舞台に立ってお客様に見ていただいている以上、これは見せ物だということ。これはどの舞台でも一緒のこと。で、ございます。

その上で、どれだけ、身を委ねて表現できるか。

これからも葛藤しながら挑み続けていきたいと思っています。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

真野絵里

大学入学と同時に演劇活動を始める。以降、ニットキャップシアター、劇団衛星、ヨーロッパ企画、劇団飛び道具、トリコ・A、ナントカ世代、南船北馬、ユニット美人、ワンダリングパーティー、など、京都を拠点に多数の劇団・ユニットの作品に俳優として参加。

舞台以外では、映像やラジオCM等にも出演。

近年は自身で企画する「マノキカク」での一人芝居をはじめ、落語、朗読、と活動は多岐に渡る。

中野劇団には、2007年の第7回公演「不埒」から参加。2008年より劇団メンバーとなる。
第12回公演「10分間2010」聖子役で、2010年度下半期「関西BestAct」役者部門第三位に選ばれた。

ブログ 「まののま日記」 <http://manoeri.exblog.jp/>

エッセイ パート9は

2016年10月23日 | 日記
エッセイ「わたしとインプロ」。

お待たせいたしました♪ またしても久しぶりの更新になりましたが、魅力的な人たちにインプロとのことを、エッセイに書いていただいて、インプロのことをもっと知っていこう!!というこの企画。
今回のエッセイストは、真野絵里さんです。

えりちゃん、と呼ばせてもらっているのですが、えりちゃんは、正義の味方です。
お茶目な女神とも言えるかもしれません。

なんと言えばいいのでしょう。
えりちゃんは、人生に起こるであろうことを、ちゃんと受け入れて、前向きにいつも歩いている。
ちゃんと向き合って、前向きに関わっていく。人生、をとても感じる人です。

恋の話も、こどもの話も、だからみんなでついつい魅了されてしまいます。
大変な話も、いつもその裏にあるたっぷりな愛情を感じさせられずにはいられない様子で、だから、いつもおしゃべりすると元気をもらいます。
そして、そこにはいつも深い思慮があるのだな〜と思います。芯をとらえてく。

正義も悪もお茶目さも、いろんな方向から受け取れる人だから、だからいつも一緒にやるシーンが面白い。

思いっきりなポジティブさも、悪を捉える観点も、いろんな目線を感じます。
幸せな鈍感さを演じるときも、幸せに執着する人も、コミカルに、ときにはシニカルでもあり、悪にもなれる。
でも、結局は人をいろんな目線で捉えている優しさを感じます。

女優さんというのは、本当に、人のいろんな心・内面を旅する人たちなのですね。

そんな、えりちゃんの「わたしとインプロ」です。


制作スタッフ、稽古場へ行く。

2016年10月23日 | 日記
はじめまして、先日ご紹介いただきました、英 衿子(通称 さぶちゃん)です。今回、トランク企画さんの公演をお手伝いさせていただきます!

去年からライブを見てトランク企画さんのファンになった私!いったいどんなお稽古をしているんだろう…と思っていました。私は台本のあるお芝居しかやったことがないので、インプロのお稽古は未知の世界。

今回、初めてお稽古にお邪魔させていただきました♪( ´▽`)
お稽古の最初は、連想ゲーム!インプロって連想ゲーム得意じゃないとできなさそう、って思ってたらやっぱりみなさん、発想が面白い!!こういうふうに、頭を柔らかくしてるんですね。



トランク企画さん、みんな仲いいなあ〜という空気が本番でも伝わるんですが、稽古場でも和気あいあいです!
今日は、血液型のトークで盛り上がってました。血液型にまつわるお話が、お稽古で作った作品にうまく取り入れられて、ちょっと自分にコンプレックスのある女子の、人生の選択ストーリーが組み上がってゆきました。



本番とはまた違う、お稽古場で生まれるドラマが無数にあるんですね!!!

でも、本番と違うのは、反省ができること。
「あそこで、誰がこういう流れを作ろうとしてた」「こういう展開のさせ方があった」
主宰のまさこさん、さすがみなさんの意図をよく見ていて、めっちゃ的確なフィードバックを下さってます。



なんて奥が深〜い!!

こうした、日々の発想の訓練が、たった一度のライブを生み出すんですね!!

みなさま、ぜひとも本番をこうご期待です♪( ´▽`)!!
リピート割引もあるので、ぜひフル活用して、傑作が生み出される瞬間を見逃さないでいただきたいです!!

英 衿子