若殿の気ままな独り言

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カフェインは体に悪い?  それともいい?

2014-07-12 10:00:00 | 健康、フィットネス
上手なカフェインのとり方とは(以下、nikkei WOMAN Onlineから一部抜粋)

『■最近は「カフェインが健康にプラス」という見方が優勢
 みなさんは、コーヒー、紅茶、緑茶などのお茶を1日にどのくらい飲んでいますか? 仕事中や1日の終わりに、ほっと一息つくお茶の時間を楽しみにしている女性は多いと思います。コーヒー、紅茶、緑茶にはいずれもカフェインが含まれています。健康に気を使っている女性の中には「ノンカフェイン」「カフェインレス」のコーヒーにこだわっている方もいますが、カフェインが体にいいか、悪いかという点については、昔から賛否両論があり、いろいろと議論されてきました。体にいいという情報も、悪いという情報もあふれる中で「いったいどっちなの?」と迷ってしまうのではないでしょうか。

カフェインが体に悪いという説の主な論拠は、刺激物だから胃に悪い、血管を収縮させる、中枢神経を刺激して悪影響を及ぼす、睡眠不足をもたらすといったもの。また、常用すると心臓病や脳卒中のリスクを高めるという説もあります。特に「妊娠中の女性はカフェインを控えるべき」というのは一般的にも知られています。


カフェインが体にいいとして、1日にいったいどのくらい飲めばいいの!? 

 一方、カフェインが体脂肪を分解する酵素のはたらきを活発にして、脂肪燃焼を助けるという研究結果が発表されてからは、ダイエットに役立つと、積極的にコーヒーを飲む人も増えてきました。

 まだ完全なエビデンス(科学的根拠)ではないものの、最近の研究では、糖尿病や心臓病などの生活習慣病を予防する可能性や、アルツハイマー病やパーキンソン病にも効果が期待できると言われ始めています。ここ数年で、どちらかというとプラスの見方の方が優勢になってきたのではないかと思います。がん治療にも導入されるなど、医学の世界でも注目されてきている成分です。実はコーヒーは発見当初、薬として用いられていたので、それなりの効能があるのも不思議ではありません。

ドライアイに朗報! カフェインは涙の量を増やす
 そして、なんとカフェインはドライアイ改善にも役立つ可能性があるという研究結果が発表されました(Opthalmology誌電子版)。東京大学医学部・有田玲子先生らの研究グループは、被験者78名を2つのグループに分け、一方にはカフェインの錠剤を、もう一方には偽薬を摂取してもらい、さらに後日、カフェインと偽薬を入れ替えて同じ実験を行いました。その結果、カフェイン摂取後の涙の量の増加が確認されたのです。

 カフェインには唾液や消化液などの分泌を増加させるはたらきがあるのですが、同様に涙の分泌も増やす効果があることが示されたのです。ドライアイに悩んでいる人にはうれしい結果ですね。ただし、効果には個人差があり、カフェイン代謝に大きなかかわりを持つ2つの遺伝子の変異を持つ人は特に大きな効果があるということがわかりました。カフェインに対する刺激反応は人によって異なるというわけです。

注目の抗酸化物質クロロジェニック アシッド
 さらに、2012年、New england journal medicine誌に「コーヒーを飲んだ方が長生きする」という論文が発表されました。コーヒーそのものが体に良いのか、コーヒーに含まれるカフェインの作用かは明らかではありませんが、「健康にプラス」説を裏づける研究結果の一つです。

 コーヒーの中にはカフェインのほかに、クロロジェニック アシッド(クロロゲン酸)という非常に強い抗酸化物質が豊富に含まれていることがわかってきました。特に、グリーンコーヒー豆には多く、なんと乾燥重量の10%がクロロジェニック アシッドだとか。抗酸化物質といえばアンチエイジングの鍵。抗酸化物質を豊富に含むコーヒーを飲んだ方が長生きできるという結果も納得がいきます。今、コーヒーはアンチエイジングに役立つ抗酸化物質の摂取源として注目されてきているのです。

いつ、どのくらい飲めばよい?
 では、いつ、どのくらい飲めば効果を得られるのでしょうか。いろいろな研究データから考えると、1日に4~5杯くらいが目安といえそうです。コーヒーを1日に5~6杯飲む人は糖尿病のリスクが少ないという調査結果もあります。ただし、何事も「過ぎたるは及ばざるごとし」。摂り過ぎには注意しましょう。また、お砂糖なしはもちろんのこと、ミルクを入れたい方はコーヒークリームではなく牛乳を。
 コーヒーが嫌い、体質に合わないという人は、日本茶にも素晴らしい健康効果が認められています。

 カフェインには中枢刺激作用があり、脳が覚醒するので、朝のコーヒーで脳を目覚めさせ、夜寝る前は控えるなど、とるタイミングも考えましょう。ただし、夜寝る前にコーヒーを飲むと眠れなくなる人もいるけれど、全然関係ない人もいます。個人差もあるので自分の体調を見て、加減してみてください。妊娠中の女性はやはり避けた方が安心でしょう。   』