イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

カンポフィオリン

2017-05-03 16:00:57 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはカンポフィオリン(”Campofiorin” Rosso del Veronese)2009です。

先日、MASI社の講習会がありました。アマローネ好きの私にとってボトリティスの影響を受け入れるの否かは大きな問題です。マージは貴腐菌の特性を生かしたアマローネ造りをしているカンティーナですが、ホームページ上では徐々に触れなくなっていました。ここが気になり質問をする、とコルヴィーナは45%以上で100%にならないようにしている。ほかのブドウについては最大で5%とか25%、と不確定要素があり公表をためらう状況だそうです。そこで、トレペッシィのワインリストのコメントには「コルヴィーナには45%以上の貴腐菌の影響を受け」、と書き改めました。マージ社には、今以上にボトリティスの影響がアマローネに及ぼす特性を知らしめてほしいと願っています。

さて、当日の余韻を残しつつ、カンポフィオリンです。アマローネには敵わないな、と思いますが、しかし、味わいのディテールに曖昧さが無くなっていると感じました。特別に複雑では無いが緻密に構成された味わいがあります。マラスキーノ チェリー、甘草、灌木、黒砂糖のミネラル感、オレンジのピールの香りは綿菓子のような柔らかさがあり上品。滑らかなタンニン、丸みのある酸と陰影の鮮やかな果実味があります。余韻もやや長めで、澱がかりかりと金平糖のようでした。3年くらい先が、また楽しみなワインでした。

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