Soar into the Sky!

トレントの日記

自然とのふれあい

2008-11-27 22:59:59 | *Music
今日のサイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会では、音楽の美しさを改めて教えられた気がする。

今日の曲目は以下の通り。今日もアンコールは無し。

ハイドン:交響曲第92番 ト長調 Hob.I:92 「オックスフォード」
マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68 「田園」


まず、「リュッケルトの詩による5つの歌」 では、マグダレナ・コジェナーの透明感の極めて高い美声に酔いしれた。なんという甘美な世界…。本当にそのままずっとその世界に浸っていたかった。

この楽曲にはあまり意識していなかっただけに、予期せぬプレゼントという感じだった。

そして、「田園」 である。

これは一言、素晴らしかった。

ベルリン・フィルの重厚な響きにラトルのしなやかな表現力が交わって、絶妙な雰囲気を醸し出していたと思う。流石である。

有名な “鳥のさえずり” ではベートーヴェンが自然とふれあう姿を想って、つい涙してしまった…。

今回の来日公演、実は賛否色々意見が分かれているが、個人的には大変満足だった。とにかく彼らからしか聴けない音を存分に味わえたのだから。

次に聴ける機会が来るまで、本当に待ち遠しい。


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