生産技術科の一日

設計・製図・加工・制御・・・メカニカルエンジニア達の記録。現在名・・・メカニカルエンジニア科

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

引張試験

2007年06月02日 | Weblog
引張試験
1.目的
 金属材料には一般的に二つの強さが求められます。物理的な外力に対して形を維持できる機械的強さと酸や薬品に対する安定性やサビにくさの化学的強さです。
 本試験は引張荷重を受けた材料が破断にいたる過程での、引張強さ(破壊抵抗力)降伏強さ(変形抵抗力)伸び(長手方向の変形能)絞り(径方向の変形能)の各能力を調べます。

2.方法
 ①JIS4号試験片を引張試験機に取り付け、油圧により引張荷重をかけます。このとき材料が破断するまでのデータより各項目を評価します。
 ②試験片は2種類。(黄・白)材質は不明 実験データより材質を推測します。

3.実験データ
 4号試験片 直径:14mm 標点間距離:50mm

     試験片A 試験片B
最大荷重Kgf 6720 8720
降伏荷重Kgf 6120 5700
破断後標点間距離mm 66.8 66.0
破断後直径mm 9.4 9.0

4.評価:実験データより次の値を求めます。

試験片A 試験片B
引張強さ MPa 428   555
降伏強さ MPa 363   390
伸び   % 33.6   32.0
絞り   % 58.7   54.0

5.参考データ

   S45C    SS400
引張強さMpa 570以上 400以上
降伏強さMpa 350以上 215以上
伸び  %  20以上 23以上
絞り  %  45以上 データなし

6.考察:以上実験データより試験片AはSS400、試験片BはS45Cではないかと推測しています。現在この2種類を含む他材料での引張試験を計画中です。試験片が出来上がり次第実験データを得たいと思います。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加