生産技術科の一日

設計・製図・加工・制御・・・メカニカルエンジニア達の記録。現在名・・・メカニカルエンジニア科

5sの実践

2005年09月21日 | 2005
5Sについて補足します。

工場では5Sが工場管理のベースとなっています、私たちがデパートやコンビニで
お弁当を買うときも、キレイな包装と清潔で新鮮なイメージの商品を手にとって
他の商品と比較して、購入するかどうか決めます。

「孤独な群集」という本を書いた、アメリカのデビット・リースマンは、人は商品を人を好きなる方法で選択すると書いています。

清潔でスマートで新鮮で親切な人を好きになるように、そうした商品を購買します。

工場も、そこに働く人に好かれるような工場を実現する必要があり、加工機械はショールームのように、加工状況が誰にでも理解できるように配置され、展示される必要があります。

ようするに、工場そのものが、巨大なデイズニイーランドのように親切で誰にもわかりやすくなる必要があるのです。

加工の流れを掲示して、お客様の視線で構成し掲示する、製品を加工する順番で小口化して並べる、どれぐらいの量を加工するのか、オペレーターが一目で判断できる状態を作る必要があります。

要するに、見られているとう視線を工場の中に無理やり作り出す必要があります。
管理の基本的なベースは視線ですから、視線をきちんと工場の中に配置する必要があります。

5Sの整理整頓なども、こうした見ることと見られる事により、ムダを排除するための有意義な方法でもあります。