キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

英語はいよいよダメと感じる

2014年08月11日 | ☆旅行─2014アメリカ
20~30代、あちこち旅してた頃は、
「私の英語もまぁまぁ通じるじゃん。難しいことはわからないけどね。」

と思ってたものでしたが、去年のロンドンに続き今回も、英語が全然ダメだなーというのが感想でした。
なんでなんでしょうねぇ??
確かに今英語使う機会がほとんどないから退化してるというのはあります。それに加えて、「自分はもっと話せるはず」とかいう思い込みがあるのに、全然そのレベルで話せてない、聞き取れないということにストレスを感じるのかも。勝手に基準を高くしちゃってるのかもしれませんね。

今回はそんなに英語を話す機会は多くなくて、世間話などはほとんどせず、必要に迫られたことだけ話したんだけど、それでも難しかった。敗北感いっぱいです。


こっちの話してる英語を聞けば、あまり話せないのわかるじゃん。なんであんなにペラペラとまくしたてるんだ!?聞き取れなかったり意味が分からなかったりで聞き返しても、同じことを同じ速さで繰り返されてはもうお手上げなのです。


まず、飛行機の中から英語の試練が始まりました(大げさw)
日本人も乗り組んでますが、私の担当はいかつい年配のアメリカ人女性。おお英語の発音に慣れないよ~。
「コーヒー」を頼んで、「Milk and suger?」と聞かれたので、「Milk please」 というと「Suger?」と聞き返されました。聞こえなかったのかな?と思い「milk please」と繰り返すと、また「Suger?」そして、「2 questions」と解説が入りました。

つまり、ミルクがいるのはわかったから砂糖はいるのか?ということです。私はミルクだけお願いしたつもりだったのだけど、英語ってそういうものなのかな?

英語の面接じゃないんだぜ!と思いましたが、この係りの人、私のところでサーブしてくれるときは、何も言わなくても「ミルクだけだったわね?」と毎回同じようにしてくれました。そして、気に入られたのか?なんだかんだと一言声掛けてくれるようになりました。嬉しいのだけど、とっさのことでわからなかったりして会話になりませんでした。残念。

そして次に待っていたのが、入国審査。
アメリカの入国審査もあれやこれやいろいろ聞かれるんですねー。イギリスの時は身構えていったけど、今回心の準備してなかったのでちょっとキョドりました。いろいろ聞かれるとはいっても、一人か?グループか?何をしに来たのか?2泊目以降の宿泊先は?いつ帰るのか?程度でしたが、アワアワしちゃいました。


レンタカーを借りるときが最大の難関。とにかくレンタカー借りるの初めてでシステムが全然わからないから、食い下がっていろいろ聞いたけど結局よくわからない、ということばかり。とくに燃料のプリペイドのシステムが難しかった。
これについては、日本語でいくらでも解説してるサイトがあったはずなので事前に調べていくべきでした。


次に難しかったのは、シャイアンのホテルの駐車場の説明。ベラベラ話されても、はじめての土地だし道の名前とか耳で聞いただけでわかるかっつーの!全然わからないから、地図を書いてくれって言って書いてもらったけど、それ見ても全然見つからなかった。これは、言葉以前の道案内の勘があるかどうかという問題かもしれない。大きな看板が出てるから行けばわかると言われたんだけどね。すごく探してしまった。


苦戦することが多い中、まぁまぁわかったのは、鉄道博物館で鉄道模型のところにいたおじさんの話。説明がゆっくりで、言葉もはっきりしていてわかり易かった。案内をする仕事の人ですね。それとロッキーマウンテン国立公園の案内所の人の説明もよくわかった。
こういう人と会うと、自分も英語わかる気になる。

それでも自分が話す番になると……以下同文w。


食堂の店員さんも、今回は難易度高いと感じた。オーダーするだけなのに、なぜこんなに難しいんだ?サービスが良すぎて余計なことをチラチラ挟んでくるからだよね。いったんわからなくなると、分かったはずの部分まで、聞き取れなくなるので手強いです。

ステーキの焼き加減を聞かれて「ミディアムレアで。」と言ったら、わかりましたというのではなく、何やらごちゃごちゃ言ってくるのです。全然聞き取れずに困りました。
同じ店に2回行ったから、あとで分かったのだけど、どうも「ミディアムレアで」と言われたら「それは中は少し赤みと血のジューシーさが残るくらいで外側は焦げ目がついているくらいの焼き加減のことですね?」的な確認をしていたのかもしれません。そんな英語難しくてわかんなかったよ~。


コンサート会場で話しかけられた人の英語も難しかった。おまけに酔っ払いで呂律が怪しかったからなおのこと聞き取れなかった。難易度高すぎました。

スーパーでの買い物の際もレジの人にいろいろ話しかけられるので油断なりません。決まり文句なのでしょうけど、日本でのようにお客は基本黙ってるという感じではなかったので、最初は汗かきました。


英語はちょっと心構えを変えて臨まないといつまで経っても玉砕気分が変わらない気がする。心のハードルを低くするところからだなぁ。あとわかったふりは絶対よくない。やってしまうけど。


4 コメント

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two questions (NH)
2014-08-15 04:30:56
ご無沙汰してます。アメリカ旅行、なかなか刺激的だったみたいですね。

私はいつも、イギリスよりもアメリカでの方がずっと英語のコミュニケーションが難しいと感じます。理由は主に3つあります。

(1) アメリカでは、ファストフードやスーパーのスタッフには教育程度のあまり高くない人が多く、彼らはわれわれが習ったものとはかなり異なる英語を話す。

(2) アメリカは移民が多い国なので、英語ネイティブでない者に手加減するという文化がない。

(3) アメリカには、見知らぬ人にやたらに話しかける文化がある。これは、移動性が高く不安定な社会において、出会った相手に「自分には敵意がない」ことを知らせる必要性から生じたものと思われる。

同様の傾向がイギリスにないわけじゃありませんが、やはりアメリカの方がそれを強く感じます。YOKOさんの体験談にもそうした点がはっきり見てとれて興味深いです。

それにしても、

A: Milk and suger?
B: Milk, please.
A: Suger?
B: Milk, please.
A: Sugar?
B: ??
A: Two questions.

このやりとり、面白いですねぇ! 英語では問われたことには必ず直接答えなきゃいけなくて、相手がこちらの意図を「察する」ということがないんですね。

同じようなことを英会話の練習でも言うことがあります。たとえば、Would you like something to drink? (何か飲み物は)と聞かれた場合、日本人はつい Tea, please. (お茶をお願いします)などと言ってしまいがちです。しかしこの場合は、まず Yes, please. と答えないといけないのです。そうすると相手が、Tea or coffee? などと聞いてきます。そこでやっと Tea, please. と答えるわけです。

つまり、「飲み物はいるか」と聞かれたら、その質問に対するYES/NOをまず明確にしないといけないんですね。

この話、今度のコラムのネタに使いたいな~。
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NHさん (YOKO)
2014-08-19 15:02:43
コメントありがとうございます。
コメントいただいてから、方々でこの話をしておりますよ。やはり英語の文化、そしてアメリカ合衆国の文化面白いですね。

言葉以前にいかに日本の文化にどっぷりかということを思い知りました。
知識として頭でわかってても感情が邪魔して気恥ずかしかったり、ついつい脊髄反射してしまったり。

コメントいただいてから、ふりかえると、日本人がしでかしがちな典型的文化摩擦(というと大げさですが)をわずか5日間で体験していたのだなと思いました。

文化交流面白いですね。

どうぞ、どうぞ、コラムのネタに使ってください。
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Unknown (しましま)
2014-09-09 18:21:34
YOKOさんこんにちは。
こちらを読んで、思わず今日スーパーで聞いた会話思い出しちゃいました。
たぶん外国人の人がレジで「レジ袋はおつけしてよろしいですか?」ときかれて「???」となってたのです。
こういう接客の決り文句、日本人の私でも変な文だなあと毎回思うので、始めて聞いた非ネイティブにはハードル高いですよねえ。

アメリカ旅行お疲れさまでした!
特にレンタカーとか難しそうですね。きっと私も「???」だと思います。でも無事に目的は果たしたのですから、英語がわからなくても、コミュニケーション能力は高いんですよ!!

NH先生のお話も読んで、思考回路の差のほかに、会話パターンの慣れかな~とも思いました。
私もそんなに英語力ないけど、ネイティヴの夫と10年以上結婚してると、すごく簡単な英会話にだけは慣れてることに気づきました。
ですので
Would you like something to drink?
と聞かれたら、まずYes, pleaseかNo, I 'm fine, think you.
が反射的に出て来ます。
この反射のような反応が積み重なって思考回路となるのでしょうかね。

アメリカ人ごちゃごちゃと聞いて来るんですね。
昔、ファッションの展示会でパリに行った時に、
アメリカ人のブースはやたらと馴れ馴れしく話しかけてくるな~と思いました。
あとNY行った時にもいきなり道で話しかけて来る人もいてカルチャーショックあったの思い出します。
NYは都会だからまだいいけど、地域によってはアクセントに慣れないと難しいのかな?
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しましまさん (YOKO)
2014-09-10 15:31:05
こんにちは!
コメントありがとうございます。
英語って面白いですね。
しましまさんのように、毎日使っていらっしゃると反射神経が鍛えられるんだと思いますが、私はどうしても日本語での会話を訳してる感じになってしまうんですよね。


レジでの会話は難しいですね。
レジの係りの人は毎日何百回と繰り返している言葉だから、流すように話すでしょう?あれ外国人には聞き取りづらいですよね。

アメリカでは、まず「いらっしゃいませ」の代わりに「How are you today?」がくるので、戸惑いました。日本だと「いらっしゃいませ」に返事はしないけど、「How are you today?」には返事が必要だと思うじゃないですか(笑)

他にも「必要なものはすべてそろいましたか?」とかも聞かれること多かったです。
「袋いりますか?」も聞かれましたけど。

レジの会話については、中国語でも苦労したんですよ。アジア各国でも袋が有料のことが多いので、それも聞かれるし、あと会員カード持ってますか?とかサービスクーポンありますかも聞かれますね。

言葉が聞き取れなくても何度か経験を積むと
「袋いりますか?」「会員カード持ってますか?」あたりのことを聞かれてるなと想像できるようになります。
このあたりも反射神経かもしれませんね。

イギリスのスーパーでは、あれこれ話しかけられることなくて、日本と差を感じませんでしたが、アメリカは異文化でした。

私の行った国の中ではアメリカくらいですね。レジの人と客がえんえん世間話をくりひろげているのは・・・。昔は「このレジの人はやたら顔が広いんだな~」とか思ってましたものwww。


アメリカって面白い国ですね。
旅行はとっても楽しかったです。
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