夢のもつれ

なんとなく考えたことや物語や詩を音楽ともつれさせながら、書いていこうと思います。

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映画の中の女性:コレリ大尉のマンドリン

2005-06-10 | art

 まあ、クラシック・ファンならコレルリですよねぇ。ネットでデータ探すのにえらい苦労しましたw。チョピンじゃあるまいしって、スペイン語ではそう言うそうです(このネタがわかった人はコメントしてくださいw)。
 それはともかく、いい映画です。ニコラス・ケイジって、どう見てもさえない中年男なんですけど、「ウインド・トーカーズ」なんかでもそうですが、軍人としての任務と自分の感情との板ばさみ(昔ふうに言うと義理と人情のどちらが重い、かなw)みたいな役をやると、とってもいい味でますね。名前からするとイタリア系なんでしょうか。……それ以上に、スペイン人のペネロペ・クルスがいいなぁ。美人で凛としてて、田舎の島のドクターっていう居心地の悪いインテリの感じがよく出てて、そこがまたセクシーw。

 折角探したHPなのでw、孫引きしちゃうと、「舞台は第二次世界大戦下のギリシア・ケファロニア島。イオニア海に浮かぶこの美しい島で、当時どのような悲劇が繰り広げられたか、この映画によって初めて知る人も少なくないだろう。ギリシアは1941年にドイツ・イタリアの両軍に占領されてしまう。ケファロニア島を占領したのは主にイタリア人だったが、いわばお目付役として少数のドイツ軍も存在した。島の人々にとって、イタリア軍は敵であったが、イタリア人ならではの天真爛漫さで、兵の中には島の人々と馴染みになる者もいた。イタリア兵にとっての悲劇は、1943年、イタリアの降伏から始まる。友軍であったはずのドイツ軍が武器の引き渡しをイタリア軍に命じ、抵抗したイタリア兵を虐殺したのである。無惨に放置された彼らの亡骸を埋葬したのは、ケファロニアの島の人々だった」というお話です。
 映画を見慣れた、勘のいい人ならニコラス・ケイジのイタリア軍大尉のコレルリwとペネロペ・クルス演じる女医のからみも、これだけでだいたいわかりますよね。ヒューマンな映画ってそういうお約束どおりストーリーが運んでくれないと困りますけど、そういう点でもこの映画は申し分ないです。
 まあ、イタリア軍の女と歌好きのちゃらちゃらぶりとか、ヴァーグナー嫌いとか、ナチス・ドイツの中にも良心的な、でも何にもできない奴がいるとか、そういう細部がとても丁寧に作られててうれしいです。それでいて、ドイツ軍との戦闘では、悲壮な覚悟で戦う男たちの気持ちが異様な緊張感とともに、画面全体から伝わってきますしね。弱国ギリシアの悲哀とそれでもプライドをもって毅然として事にあたるケファロニア島の人びと、私はこういう話に弱いです。そういう人びとと美しい自然を象徴しているのが、女医のペラギアで、これまた愛国心とイタリア軍人への愛情との板ばさみになるわけです。
 最後はちょっと意外な、でもこうでなくちゃっていう終わり方です。

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