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自由が丘駅前のイタリアン、マダムのひとりごと

何もない事の豊かさ

2016年11月26日 | マダムのひとりごと
下田の農家さんから農園だよりが月一で届きます。
こんな野菜ができた、9月は長雨で非常に難しい月になったと農業の情報もいただけるのですが、生活で困ったこと、その他もろもろ色々です。

今回は島根県の隠岐島の高校のこと。
人口2,400人の島。高校に進学する学区制の半数が島を出ていく状態でしたが、廃校問題に直面した町は学区制と地域住民と行政とが一体になって話合をし、高校魅力化プロジェクトなるものをいたしました。

観光に来た人たちを観光地に連れて行かない観光ツアーを決行。参加者はトカイの高校生、ツアーでは島の資源ともいえる人に合うのが目的。都会からきた高校生は島のひとにあって、話を聞きます。そこで発見される島の生活のすばらしさ、それを地元の高校生も一緒に再確認。その繰り返しで何もないこと、島で生活することを誇りにおもうようになる。それと同時に行政では島留学制度をもうけ、全国から高校生を募集。生徒が自主的に地域課題に取り組んでいる事、他では出来ない教育内容にしていくことで、魅力的な高校となり、いまでは全国から留学志望者が押し寄せました。生徒数は3倍。学区力も上がり、40人中13人が国立や有名私立大学へ入学。

若いうちは都会で勉強。そして自分の本当にやりたいことが決まったら人生を過ごす場所として島に帰る。それが大きな島の未来図だと言います。

伊豆下田も同じ状況だと言います。農家さんの子供たちには都会で研鑽を積み南伊豆に子育てや自分のやりたいことをするためかえって来てほしいと考えているようですよ。

何もない事、でも人が資源であり宝。日本の原風景だな~~~~~と私も考えさせられます。

昨日の賄い:常夜鍋(母から豚バラをもらいましたので、ほうれん草と一緒に日本酒を煮詰めアルコールを飛ばした鍋でしゃぶしゃぶ)、漬物、サツマイモとレーズンのサラダ

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