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 2006年3月22日、ザ・ローリング・ストーンズのワールドツアー「A BIGGER BANG TOUR」の日本公演初日の東京ドームに行って来た。自分のストーンズのライヴ参戦は前回来日の2003年3月の「LICKS TOUR」の横浜アリーナ公演以来3年ぶり。

 今回の「A BIGGER BANG TOUR」日本公演、ザ・ローリング・ストーンズとしては五度目の来日公演。8年ぶりの新作「ア・ビガー・バン」を引っ提げて、東京ドーム(3/22、3/24)、札幌ドーム(3/29)、さいたまスーパーアリーナ(4/2)、ナゴヤドーム(4/5)の4箇所、5公演をまわる。メンバー4人の平均年齢61.5歳。ミック・ジャガー(62)、キース・リチャーズ(62)、チャーリー・ワッツ(64)、ロン・ウッド(58)。毎回これが最後の来日と言われながらも、必ず日本にやってきてくれる。

 東京ドームには、開場1時間前の16時頃到着。グッズ販売の屋外テントはすでに人だかりができていた。15分ほど並んで、ツアープログラム、ピンズ、リストバンドなどを購入。Tシャツは、ネットで購入した甲本ヒロトも愛用のニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデン限定Tシャツがとても気に入ってるのでパス。欲しいものはいっぱいあるけど、キリがないので我慢・・・。また特設テントにて、でかジャケCDも購入。会場限定のギターピックとポスターがもらえるので、ここで買おうと決めてたのだった。食事をとり18時ごろ戻ると、グッズ売り場は、入場制限が掛かり、長蛇の列!

 チケットはS席17500円、1階スタンド3塁側。ドームの中に入ると、巨大なステージセットに圧倒された。ステージセットというより巨大な建造物。調べてみると高さ28m幅62mあるらしい。これがドームに入ったんだと思うと感動。ジャイアンツの試合前によく飛んでいる飛行船2隻がその建造物の前を縦横無尽に飛んでいて何だか不気味な感じだけど、世界最大規模のライブセットに感無量。

 開演予定の19時になると、オープニングアクトのリッチー・コッツェン バンドが登場。前座の情報を知らなかった人も多かったみたいで、ちょっととまっどっていた方も。約30分でステージが終了。すぐさまステージセットチェンジが始まり、周りの席も埋まり始める。ステージ脇の通路から、ステージセットの建造物の中に人がたくさん入ってゆくのが見えた。どうやら日本でもステージ両脇のビルの中に観客を入れるみたいだ。

 8時10分すぎ、一斉に客電が落ち、歓声が沸きあがる。全員総立ち。巨大なスクリーンにオープニング映像が流れる。そしてあのリフが!「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」だ!ギターをかき鳴らしグリーンのシャツに黒ジャケットのキースが現れ、会場大歓声。ロニーは、ブルーTシャツに黒ジャケットで登場。一発目のJJFLASHのイントロ、カッコよすぎる。そして、ミック登場。ミックは、黒いラメTシャツ?に赤のテイルコート 。声も動きも全然勢いがあるじゃないか。これで還暦?すごいな、まだあと10年は大丈夫そうだ。一曲目が終わると、いつものミックの日本語MCが。「タダイマ、トウキョウ」。すかさず、ピアノのイントロとコーラスが。「夜をぶっとばせ!(Let's Spend night Together)」だ。2曲目から嬉しい選曲。ミック「マタコレテ ウレシイ」。3曲目はサプライズ、エモーショナル・レスキューより「氷のように(She's So Cold)」。スクリーンには昔のストーンズの映像が映し出される。つづいて、「ツギハ、シンキョクデス」で始まったニューアルバムから「Oh No、ノット・ユー・アゲイン(Oh No, Not You Again)」
 気づいたらステージセットの巨大な建造物、スクリーンは真ん中だけだと思っていたが、ビル全体もスクリーンになっていた。ミックのMCパフォーマンスも最高。WBCの話題を取り上げ、かたことの日本語で「ニホン ユウショウ オメデトウ」「ジュッタイロク (10対6)」「スゴイ」とリップサービス。続いて名盤スティッキー・フィンガーズ収録の「スウェイ」
 ここまで、当たり曲だらけで興奮していると、キースもロニーもアコースティックギターに持ち替え、ミックは「コノキョクオボエレルゥ」と感慨深げに曲紹介。おっアンジーかなって思ったら、キースのイントロは、なんと「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」。会場大歓声。オリジナルは、キースとミックのふたりとストリングスで作られたこの曲、ピアノとリズム隊が加わってミックもしっとりと歌い上げてくれた。前回ツアーの横浜アリーナのルビー・チューズディのときと同じ感動。続いて、定番名曲「ダイスをころがせ!(Tumbling Dice)」。キース、チャーリーでエンディングがキマると、ミックがギターを持った。リスペクタブルかな?と思ったら次も嬉しい新曲「レイン・フォール・ダウン」。あのギターリフは、ミックが弾いていたんだ。ヘッドセットマイクで、ミックのソロのような曲。
 スクリーンにレイ・チャールズが映し出され始まったブルースナンバー「(Night Time Is) The Right Time」。リサ・フィシャーと一緒に歌う故レイ・チャールズのカバー。曲が終わると、バンドメンバーの紹介。ブラウンシュガーでお馴染みのサックスのボビー・キーズには、大きな歓声が。チャーリーは相変わらず、テレ気味。ロニーはハシャギ気味。そして、キースの紹介と共に、タバコをくわえながらキースボーカルコーナーの始まり。新譜から「虚しい気持ち(is Place Is Empty)」。そしてキース18番「ハッピー」。ロニーはスライドギター。
 キースコーナーが終わるとミックがヘッドセットマイクをつけて登場。「ミス・ユー」が始まった。演奏しながらメンバーがステージ中央に集まりだすと、なんとステージの中央が切り取られ前に動き出した。おおッ、今回のセンターステージ(B-Stage)は、ステージ丸ごと移動しちゃうんだ!!!。それも演奏しながら。すごい仕掛け、大胆だ。自分の席から、センターステージが近いため、自分も回りも大興奮。「ウーン、イイナガメ(いい眺め)」「イケメン」と客席を見回すミック。次の曲は、新譜1曲目の「ラフ・ジャスティス」。この曲、最高。リフの絡み合いがカッコイイ。ミックも四方八方動き回ってくれるので、こっちも興奮しっぱなし。そして、「一人ぼっちの世界(Get Off Of My Cloud)」。これも盛り上がる。サビの「Hey!」「You!」のコール&レスポンスで最高潮に。この曲ってこんなに盛り上がるものっだったんだなって、改めて認識。次曲「ホンキー・トンク・ウィメン」で、センターステージからまた、メインステージに移動開始。ステージ中央には、でっかい花柄ベロの風船が膨らみ、移動ステージはメインステージに再びドッキング。
 センターステージの後はいつも決まって「悪魔を憐れむ歌(Sympathy For The Devil)」。ピアノがいつもより飛び跳ねている感じ、観客は始めから「フッフー」とコール。ミックは黒い衣装に黒い帽子に衣装替え。ステージ中央上段の踊り場で歌い上げる。そしてブラックミュージックの流れで「黒くぬれ!(Paint It, Black )」。この曲、この流れ、すごく嬉しい一曲。ほんと、今日は嬉しい曲が多すぎだ。チャーリーのスネアがカッコイイ。
 「ドウモアリガトウ」「タノシンデルゥ?」とミック。そして「スタート・ミー・アップ」「ブラウン・シュガー」と大ヒットナンバーでたたみかけ本編終了。
 大満足の本編を思い出しているうちに、アンコールスタート。ドラマチックに展開するアレンジで「無情の世界(You Can't Always Get What You Want)」。ミックも「イッショニ ウタッテェー」と、大合唱でクライマックスに突入。そして残る曲はこれしかない、最後の曲「サティスファクション」。ミックは何処にこんな余力があったのかと驚かされる動き。ステージの端から端まで全速力で走りぬけ、キースも動き回る。やっぱりこのバンドが史上最高のロックンロールバンドだ。最後は花火が炸裂し全編終了。オールメンバー、そしてストーンズの4人で肩を組み、大歓声の中でフィナーレ。

 2時間オーバーのア・ビガーバン・ツアー初日、東京ドーム。大満足のセットリスト、そしてパフォーマンス。前回来日より勢いがあったんじゃないか?ほんとに不死鳥ストーンズ。あと10年20年転がり続けてくれ。曲名・曲順・演奏曲・ライブレポート・報告・情報

The Rolling Stones / a bigger bang tour
2006.03.22 TOKYO DOME / SETLIST

01  Jumpin' Jack Flash
02  Let's Spend The Night Together
03  She's So Cold
04  Oh No, Not You Again
05  Sway
06  As Tears Go By
07  Tumblin' Dice
08  Rain Fall Down
09  Night Time Is The Right Time (レイ・チャールズのカバー
 band introductions
10  This Place Is Empty (keith)
11  Happy (keith)
12  Miss You (→B-stage)
13  Rough Justice  (B-stage)
14  Get off of My Cloud (B-stage)
15  Honky Tonk Women  (B-stage→)
16  Sympathy For The Devil
17  Paint It, Black
18  Start Me Up
19  Brown Sugar
 encore
20  You Can't Always Get What You Want
21  Satisfaction

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