旧秋田商会ビル（下関観光情報センター）
２０１４年４月２９日（日） 屋上庭園が一般公開されました
何度か山口を訪ねた時
唐戸交差点から見ては屋上が気になっていました
屋上には風向計と避雷針
この屋上です
現存する同種建築物としては最古級の建物です
「 會 商 田 秋 」
現在は屋上部分を除いて 下関観光情報センターになっています
開館には少し早かったので 建物の紹介をしますね
下関市南部町23-11
金子みすゞ 詩の小径
唐戸周辺は 金子みすゞゆかりの地を辿る散策コース となっています
２階の出窓は花台のようです
西欧建築らしく 正面の外観だけを一段と装飾豊かに飾るファサード
和洋折衷で 意匠が当時を表しています
裏の勝手口 建物の腰の部分は御影石
外灯
そろそろオープンですね
まず 屋上へ上がるための受付をします
記念スタンプもおしゃれでしょ
正面の漆喰壁には 文字盤さえも当時そのままの埋め込み型米国製壁時計
台状はかり
１階奥には 金子みすゞのコーナー
金子みすゞの 最後の写真
その写真を撮ったカメラ
それでは２階へ上がります
兜
大広間は障子のある純和室
外から見ていた時には 想像もつかないお部屋
秋田商会の創業者 秋田寅之助の像
なんと！！ 設計も施主である秋田寅之助自身
円卓は中国風
ヤマハの足踏み式オルガン
木製の洋風階段 板敷の廊下
１階の厨房から３階まで料理を運べる手動式エレベーター
当時すでにエレベーターを使っていた事に驚きます
当時の電気スイッチ
トイレは ビルが建てられた時（大正４年）から水洗だったなんて！！
しかも 「輸入タイル」
使用中かしら・・・
階段の手すりの柱には 長州藩毛利家の家紋ですよ
何でしょう
窓からの風景・・・あるかぽーとの観覧車が見えます
当時とはまるっきり違う景色なんでしょうね
窓のストッパー
それではいよいよ 待望の屋上庭園
狭いので１人づつ順番待ちで
らせん階段を登ります
１人がやっと上がれるくらいの しかも木造の階段です
ああぁ～ これが外から見ていたあの屋上庭園
左がナンジャモンジャの木？
らせん階段のある搭屋
残念ながら搭屋には入れません
床のタイルの模様は トイレと同じですね
庭園の茶屋
石碑
日本庭園は結構広くて 植えてある木も大きい
秋田寅之助 「業の繁栄は社員・家族の融和が第一」
妙にリアルな お猿さんがぽつんと
大好きな近代建築の魅力が ぎゅっと詰まった
まさに 夢の建築物
ずっとずっと 見たかったので 嬉しさもひとしお
たくさんの近代建築が身近にある 下関が大好きです！！
