星・宙・標石・之波太(しばた)

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南蔵王夏山登山と星を観る会

2013-06-23 23:15:37 | 
先月下旬、みやぎテレビ番組「オーバンです」で告知した白石市のイベント「南蔵王夏山登山と
星を観る会」が昨日(22日(土))開催されました。
我が阿武隈天文同好会に星を観る会の天体観察・解説の依頼が昨年にありました。

昨日は、夕方、太陽が見えたものの、19時頃現地の南蔵王山麓のペンション「デイオフマン」に
着いたときは、雲が全天を覆っていました。
我々の出番は、19時半から21時までです。
市の担当者と打合せを行い、南東が見渡せる場所を探しました。
ペンションは木立で囲まれていて見晴らしがよくありません。
歩いて数分の場所を教えていただきました。早速、望遠鏡をセットしました。
月と土星が雲の間からみえました。セットしていると珍客の登場です。


きつねが顔を出しました。警戒してなかなか近づきません。
19時30分の開始時刻となりましたが、夕食が遅れていて30分後の20時からとなりました。
20時に開会の挨拶をしましたが、全天を雲が覆っていました。
星が見えないときのために、別メニューの星のスライド投影の準備をペンションで進めました。
宿泊客は定員20名のところ、十数名の客とスタッフ3名でしたが、なかなかペンションに
戻りません。皆さん、雲が流れるのを待っているのです、山の天気は変わりやすいので、
間もなく晴れ間から土星が見えました。続いて満月の前日の月が出てきました。




お客さんから歓声が上がります。かなり高齢のご夫婦が初めて天体望遠鏡で星を見た、
冥土の土産とお話されていました。
この感動を家族に電話で伝える人、携帯電話で撮影する人・・・・・
時折全天を雲やガスが覆って見なくなるがしばらくしてまた見え始めるなど山の天気です。
国際宇宙ステーションの通過や人工衛星も見え皆さん満足の様子でした。

最後に星座の案内を行っていましたが途中で完全に曇ってしまいました。

21時過ぎ、ペンションに戻り閉会の挨拶を行い、終了です。