「肩こり」だと思っていたら…頚椎症のお話

2014年10月05日 | 治療の話

多くの「肩こり」は、猫背などの不良姿勢によっておこる

首から肩(肩甲骨)をつなぐ筋肉の慢性疲労による症状です。

でも、なかにはそうではないケースも混ざり込んでいるものですから、

ちょっと注意してほしいなと思います。

例えば頚の故障による神経痛、つまり「頚椎症(正しくは頚椎症性神経根症)」。

変形した頚椎が腕へと延びる神経を傷つけ、神経痛を起こした状態です。

はじめは首や肩の凝り感から始まりますが、

ひどくなるとジッとしていても腕や肩甲骨の内側にキリで刺すような痛みが襲うようになります。

 

頚椎症に限らず神経のケガは一度こじらせると回復に時間がかかり、

場合によっては後遺症が残るなど非常に厄介な代物です。

なので、予防が大事

 

しかし、この頚椎症、初期には「肩こり」を自覚する程度の症状しか起らず、見過ごされがち…

どう見過ごされるのか?と申しますと、

単なる肩こり(筋の慢性疲労)として、漫然と肩をマッサージするだけの処置が繰り返されてしまうんです。

当然、肩の筋肉の過労による症状ではありませんので、

凝った(感じがしている)場所をゴシゴシもんでも効きません。

強い刺激を加えることで一時は凝りを忘れられたりはするんですが、

そうなると今度は「もっとガツンとやってくれ!」となりがちで、これも問題。

双方頑張り過ぎて筋膜炎(ようは揉み返し)を起こしてしまう、なんて憂き目にあうことも…

で、そうこうしている内に神経のダメージが進んで、

気がつけば立派な「神経痛」のでき上がり。

『まっさっかぁ~』なんて思っている人もいらっしゃるかも知れませんが、意外に結構ある話。

「週2回はマッサージを受けないといられない」なんて方が、

調べたら頚の故障による神経痛だった、なんてこともままある話です。

 

立派な神経痛にまで発展すると、回復には結構な時間と労力が必要になります。

なので、未然に防げればそれに越したことはない!

 

さあ、ここまできたら何が必要になるのでしょうか?

 

そう!

見極めるためのポイントです。

それが出来たら苦労はない!なんて声も聞こえてきそうですが、 

見極めは結構簡単です。

頚を反らせて倒すだけ!

「痛い側」や「凝った側」に倒して、頚から腕や背中に鈍い痛みやシビレが広がって行くようであればビンゴ!

その肩こりは頚椎の故障からくる神経痛である可能性「大」!!

その場合は残念なことに「凝って気になる場所」を揉んでも解決には結びつきません。

神経の損傷に対し、しかるべき処置が必要になってきます。

 

具体的には、神経が傷付いてしまうような身体の状況を正し、

神経組織が正常な回復をたどれる環境を整えるための処置をしてゆきます。

これはきちんと状況が理解できればセルフケアで間にあうこともあります。

でも、そこには専門的な判断が必要となることもありますので

心当たりがある方はまず、専門家にご相談ください。

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