足の影響

2013年06月30日 | 治療の話

足の裏には圧力を感知するセンサーが他の部分よりもたくさん配置されています。

脳は足の裏から届く「圧力のかかり具合」の情報から姿勢を保つためにどこをどう使うのか、

またそれらの力加減はどうするのか、を決めるための材料として活用しています。

こうした背景から、足の形が崩れると間違った情報が届き、

姿勢の保持に沿わない余計な緊張が生じてしまうことがあるようです。

 

そうした足からの影響が上体へと波及した例では、

インソールなどのいわゆる靴の「中敷き」を工夫する治療法も

ときに大きな効果をもたらしてくれます。

ただ、足以外にも強い問題(上位の体節にも固着した箇所があるなど)がある場合は、

足だけを変えると上の問題と喧嘩してしまうことがあるようです。

どうなるかと言いますと、

全然違う場所が急にこったり痛みだしたり、といったことが起こります。

ですので、私の場合は全体の問題を等しく考えるようにしています。

 

今日の患者さんにも足の裏からの影響が色濃く出ていた方がチラホラいらっしゃいました。

うつ伏せ→側臥位→座位

と治療を進めてゆき、問題の箇所の動きも出てきたのに、

立ち上がって動いてみると途端にそれまでついていた変化が小さくなる。

こうした時には改めて足の形を補正して、再度変化が付くようならば「足」の問題による影響として対処します。

 

たとえば三番目の胸椎のトラブル(胸椎の屈曲・右回旋・側屈の変位)で頸が左に倒せなかった患者さんのAさん。

それまでの治療でもまずまずの結果だったのですが、立って動いてもらうと「いまいち」な結果に逆戻り…(T_T)

内心『足にまだ残ってるか…』と舌打ちひとつ。

そうした時にはテープを使うことが多いです。

ありがたいことに、Aさんの左の足の裏にテープを張るとすっきりと頸が倒れるようになりました。

あとは普通に動き回っている間にテープが足の癖を和らげるお手伝いをしてくれるでしょう。

 

こうした変化は筋膜のつながりでも説明できそうです。

カギとなるのは、スパイラルラインの前面の緊張亢進と、それによる胸郭の左方移動です。

が、事の詳細はまたの機会に。

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