肩こりと不整脈

2009年02月07日 | Weblog
「頚と肩のこり」の相談でいらっしゃったHさん

20代の頃、マラソンをしていたら、動悸やふらつきが止まらなくなり病院へ

そして、「強い不整脈」が見つかりそのまま即入院…

なんてことがあったそうです。

ちなみに検査の結果は

「問題なし」

だったそうですが、以来数十年ものあいだ、強い不整脈はそのままだといいます。

『どれどれ…』

と脈を診てたまげる私。

ドッ ドッ ドドッ … ドッ …  ドッ

脈拍が非常に触れにくい上に、ひどく乱れています。


これは、医者でなくとも検査を進めたくなりますよ。



血圧を測ってみると

130台/80台

脈拍は44

姿勢を見ると、脊柱全体が真ッ平。

頚から体幹の動きも非常に狭く

特に頚と胴体の境目(頚胸移行部)の動きが窮屈になっています。


カラダを調べてゆくうちに

『この不整脈は治せるかもしれない』

と感じていました。

というのも、この頚と胴体の境目(頚胸移行部)の脊柱からは

心臓へ向けて交感神経の束が伸びているんです。

ここへ無理な刺激がかかり続けると、不整脈が起こることがあるそうなんです。

病院の検査では問題が見つからないという事実と、

この方のカラダから得られる所見を照らし合わせて、

「ひょっとするかも」

と先のケース(交感神経への物理的刺激による不整脈)を考えたわけです。


こういったケースって、そう珍しい物ではないようです。

むしろ個人的にはけっこうあるように感じています。


と申しますのも

今の治療院を構える3年ほど前、

じつは寝たきりの患者さんの「訪問マッサージ」をしていました。

ご高齢で体も不自由な上、心臓に問題を抱える患者さんも多くいらっしゃいました。

高血圧や不整脈なんてざらでした。

そんな患者さんのなかに、頚と肩の緊張と脊柱の動きを回復すると

不整脈が出なくなる方がままいらっしゃったんです。


そんな経験から、「ひょっとするかも」となったわけなんです。


この方の場合も治療後は

血圧も120台/80台に落ち着き、脈拍は70台、不整脈は見られなくなりました。

頚と肩の凝りも取れたそうで、

治療前より表情も明るくなりました。

自宅でもこの状態を維持するために、

セルフケアとしてテニスボールを利用したマッサージをお伝えして治療を終えました。
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