森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

森にかよう道  内山節著

2015年10月30日 | 書籍紹介
森にかよう道

自分の仕事や(森林づくりボランティア支援センター運営) やっていること(日本自然保護協会 大分県自然観察連絡協議会 事務局)を通して
森と自分の関係をいつも考えていた。  しかし いかんせん脳みそが足らんで 考えは行きつ戻りつ
で、そんな私にとって パチンと電気がともった様でした。
私は30歳過ぎるまで 森や自然とはかけ離れた場所にいて かけ離れた仕事をしていた。
大分に来てから ぐぐっと森に近づいた。 でも森に住んでいるわけでもないし 森にはかよう のだ。

内山氏の書かれている 「木の文化」と「森の文化」の違い
今になってボロクソに言われ出した 大造林計画 は何故なされたのか 批判する人は多いけど根本に触れる本は少ない
森と人との生活の関係が どうあるといいのか  自然保護をどうするのかにもつながります。
私には 明快に電気が灯ったように書かれている様な気がしました。

森との距離が遠い人は よく分からないので  好き勝手言うし
一番近くにいる人たちは 前ほど沢山いなくなってしまった。そして言わない。 
林業という仕事ができると、林業で食えなくなってくることも起こる。そして 林業をやる人がいなくなる。
森で生活をするのと 林業で食っていくのは違うといことが分かった。
その上で 森 とはなんだろう。

遠くからかよう あしげくかよう でも森の中で生きている訳ではない(ほとんどがこういう人達だと思う)が
森について考える 絶好の本だと思う。

余談
内山氏は「NPO法人森づくりフォーラム」の代表でもあります。
先日アンケートがここから来ました。さっそく返答しましたら翌日回答感謝のメールが来ました。
すごっ いろいろアンケート書いたけどこんなに早く来たの初めてです。(来ないところもある)

 で、まあ森を見てこよう。 赤谷に行って来ます。

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