森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた  パット・シップマン著

2016年10月12日 | 書籍紹介
人類はかっては 数種類おり共存していた時期もある。現在は1種のみである。
かの有名なネアンデルタール人はどうして滅んでしまったのか?  現生人類のどうしても知りたい謎の一つ

パットさんは明快に謎解きを始める。 侵入の定義から。 いわく私たち(現生人類)は侵入した。
最新の年代分析方法によるいままでのデータの見直し、使えるデータと使えない(信頼できない)データ 明快に無駄なく分析されて
ああこんな風に 推理・考察を進めていくのだと納得する。

 ネアンデルタール人と現生人類が戦って負けたほうが滅んだと思い込んでいた あまりにも恥ずかしい。

人口がどうして増えないか 文化が広まらないかについても 私の中での疑問が解決です。
ネアンデルタール人の方が 体ががっしりして消費エネルギーがたくさん必要だったこと、
食べ物の種類が少なかったこと(今の人が肉も魚も貝も植物も食べるの当たり前、昔の人(ネアンデルタール人)も食べてたと思ったのは思い込みだったのね)
いろんなことがわかってきて 不明な点もはっきりしてきて 
大昔を探る 謎解き本 みたいで読んでいるとワクワクします。

その一番の原因は イヌ(オオカミイヌ)今のオオカミやイヌとは違う種類)を家畜としたこと。
このことによって 食料の確保が格段に向上したこと。 それによってネアンデルタール人が食料不足になり、人口が増えることができずに消滅してしまった。

もちろんこれだけが理由ではなく 複数の要因が絡んでいるのですが、アメリカでオオカミを導入して 生態系を作り替えた例も調査検証済み。

現人類が 突如として人口が増えだし文明が広まっていくという物語の謎解きの最新版(2015年)としてたいへん面白かった。

最後に作者が
--私たち現生人類の正体は「侵入者」なのである。将来、地球の敵と遭遇したとき、それが私たちでなかったとすれば大成功だ。だがそれにはまず、
わたしたちの行動大きくを変えていかなければならない。

                                パットさん カッケー
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