コミュニケルーム通信 米沢豊穂 近況・心境

カウンセリング 、教育、文学、仏教などを中心に講演・執筆活動中の米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

コミュニケルーム通信 ~2006年陽春号~

2006-04-27 | Weblog


新緑が美しい頃になりましたが、皆さまには如何お過ごしでしょうか。
昨春に植えた野生のスミレが、殊のほか厳しかったこの冬を無事乗り切って、二度目の花を咲かせてくれました。
画像のように薄紫の小さな花です。その外にも水仙、デージーなど雑然と植えています。デージーは赤、白、ピンクなどがいっぱいです。私は概して小さなお花が好きです。

小さきは小さきままに花咲きぬ 野辺の小花の安けきを見よ

どなたの歌かは存知ませぬが、ふと口ずさみながら少しの時間を惜しんで土いじりをしている私です。

カウンセリングや相談などは人様の生き方そのものに関わることですし、かなりのエネルギーがいります。心身ともに消耗しきらないうちに、そろそろ自分の人生にも小さな花をつけてもいいころかな、なんて思ってみたりもするこの頃です。

閑話休題
平成12年に開講以来、6年に亘り専任講師を務めさせて頂いた白山市(旧松任市から)の「二歳児すくすく心の健康教室」が終了しました。まがりなりにも責めを果たせた安堵の先日、受講頂いた方から一通の手紙が届きました。

文中「もしあの時、先生にお会いしていなかったら今の私はないと思います」としたためられていました。彼女は子育てに悩み、我が子を道連れに死を考えました。ちょうどその頃、市からこの教室の案内が届き参加されたそうです。

私の講義は「子どもの心の発達と親子関係」が基本でしたが、日々の暮らしの中に「子どもの幸せを祈る」ことを提唱しています。個別相談が終わり別れ際には必ず「祈ってますから」と伝えています。
彼女は「私のために祈ってくれる人がいるなんてと思い,生きる力が湧いてきました」と記されていました。

それは何もこの教室だけではありません。カウンセラーとして30年、本当に相談を受けた方のために祈ってきました。全身全霊でクライエントさんの話を聴き、私の心に湧き上がる助言をさせて頂きます。その後、私に出来ることは祈りしかないのです。

福井県教育委員会との協働で、NPO法人カウンセリング研究会「あのの」が3年間継続してきた「子どもメール相談」も終了しました。この間(期間)何人もの子ども達から「生きていけない」とか「死にたい」というメールが入りました。そんな時、メール担当の会員さんから私に連絡が来ます。パソコンを介して向こう側にいる子どもに思いをはせ、心を込めてお返事して頂く様に申してきました。

それは彼(女)らのために祈ることでもあります。「ありがとう。メールしてよかった」というお返事が何通も来ましたよ。そんな時、チーフのNさんはいつも「よかった・・・」と涙をにじませています。

子ども達から「メール相談止めないで!」とか「教育委員会に私達がお願いしてもダメかしら」などの悲痛な声も届きました。Nさんは「子ども達との心の繋がりは切れない」とご自身で新型パソコンを購入されました。どうしても継続希望の子ども達にはNさんのパソコンに繋ぐことになりました。Nさんには頭が下がります。電話相談「あののライン」は従来通りです。(Nさん宅の一室をメール・電話相談室としてお借りしています)

人生は出会いと別れの連続ですが、この歳になりますと別れの方が多くなって来ます。なんだか少し感傷的なyo-サンこと米沢でした。
 今回はこれで。                      ごきげんよう 

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