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歴史研究者の使命から、不二越の<社内ガン>は理解できる

2017年07月16日 | Weblog

僕は歴史研究者である。歴史家だと、司馬遼太郎には勝てない。ただ、司馬遼太郎が取材し、教えを請うた歴史研究者が存在した。複数の歴史研究者が存在する。僕は、学者としては三流である。ただ、直観だけは、若い時から一流といわれる。東芝を酷い企業だと早期に見破ったのは、15年も前。神戸学院大学の教授の時代である。当時の西田社長の講演を聞き、みごとに東芝の三流性と、その崩壊を予知した。富山では、北陸経済研究所でアルバイト待遇の調査のなかで、不二越の社内のガンが、富山人の心性にあることを見抜いていた。だから、富山大学経済学部・工学部への寄付講義では、最初から、不二越は対象外に評価している。エンジニアの知の起爆力が弱いからである。

評価法は、簡単である。「プロの眼」の眼力に聞くことである。建築・土木では、朝日建設の林和夫社長、設備工事では、アリタの在田吉保社長、その御推薦でアルスホームの原野省三社長、トンボ飲料の翠田章夫社長、それと北陸コカ・コーラの稲垣晴彦社長、スギノマシーンの杉野太加良社長である。地域金融では、高岡信金の清水康雄常務理事。今年から、インテック、富山第一銀行、朝日印刷さんのご協力をお願いした。

それ以上に、北国新聞(富山新聞)を重視している。こうした経営評論は、普通の歴史書では消される世界である。しかし、企業による地域貢献(雇用、納税、調達)を考えると、企業がになう市場経済原理の波及効果の外側に歴史像を構築することはできない。

20世紀に、これがきちんと頭に入っていた偉人は、アジアでは孫文と渋沢栄一である。その基礎教養は、孔子の儒学にある。富山人は、気がつかない。仕事を肉体労働と考え、頭脳労働を空想の遊戯と思う生活習慣が身についている。知識量はあるが、思考の方法論がない。不二越の会長の不見識を非難する前に、内省することだ。それが、孔子の流儀だ。最初から自己を肯定していたのでは、伸びる余地を自分で摘み取ることになる。今後、不二越への経営評論は、見切りから「中立」に引き上げる。少しは、気が付いたからだ。

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