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IoTに落とし穴がある

2017年06月18日 | Weblog

TMA講師代表:酷い流行、それはコンサルタント企業に依存するIoTの導入である。自社の人材が、コツコツと改善を積み上げないで、いきなりコンサルタント企業におまかせ、自社の現場でヒアリングしてもらい、工程が見える化してもらっただけで、最新の経営学による経営改善を行っていると錯覚することである。

IoTは、部分最適の部分技術でしかない。大事なのは、全体の最適化である。生産工程に課題を絞り込み、Aという製品の生産を省力化しても、Aという製品の市場での需要が減退期にある場合、大きな無駄への投資となる。日本は、バカの影として、モノづくり神話がある。日本の大学の工学部がバカにされるのは、部分最適を信仰することである。だから、ゴールドラットの全体最適の理論の入門書をある大学の学長に差し上げたが、なにも学習の成果がでない。工学部のお陰で、日本は立国している。しかし、全体最適を考える教育を受けていないので、部分最適に血道をあげる。

いまそこが流行だから、コンサルタント企業は、そこに力を入れて営業してくる。他人任せでIoTを取り込んでも、新たな変化が生じたら、自社の社員が主体的に推進した改善ではないから、取り込んだ部分がガン細胞に転じてくる。

仮に、自社のエンジニアが主体となり、部分最適としての工程の合理化が進んでも、市場のニーズの変化を含めたI0Tでないと、全体最適にはならない。技法としてではなく、思考法として、最低限、ゴールドラットの「ザ・ゴール」を読むことは必要だ。

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