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ネット右翼の限界は、2歩目の「脳力」不足

2017年04月19日 | Weblog

TMA講師代表:ネット右翼は、第一歩は正しい。第一歩のところで、誰も振り返らないテーマとステージを広げても、観客は集まらない。だから、客受けのよい「反中国」、「反朝鮮」という民族ネタを持ってくる。ところが、肝心の日本民族の立ち位置が整理できていないから、第2歩では、彼らの「脳力」の不足が露呈する。そこで、その不満を大手メディアにぶちまける。「脳力戦」に進めないで、「感情戦」に止まる。

例えば、南京虐殺事件は、全肯定の左翼の対し、全否定を対置する。ところが、虐殺は完全に零だとは証明できないので、左翼と右翼とは、全肯定と全否定のシーソーから逃れられない。正解は、部分肯定の領域にある。しかも、正確な数的範囲は決まらない。

さらに、日本軍の南京占領を認めたうえで、日本の失政を批判したビーツ教授の英文論文を読み落としている。彼は、雇用拡大と経済成長に成功していたら、日本軍の中国大陸での軍事行動は合理化、正当化できるけれども、実際は野蛮な「経済学の脳力」のない軍事侵略者でしかない、と。実は、このビーツ教授の指摘は、極めて正しい。

中国大陸における雇用拡大と経済成長に成功したのは、唯一、鄧小平の路線だけである。その青写真は、孫文の「実業計画」にある。つまり、蒋介石による孫文がプランした国民経済建設を暴力的に破壊したことが、日本の最大の誤りである。当時の蒋介石政権の依拠した南京政府には、世界の最先端の経済学者、社会学者が集まり、「経済学の黄金期」と語られる聖地であった。それが、今でも、日本の左翼も、右翼も理解できていない。日本の大衆社会には、第2歩目に必要な数学脳がいまでも欠けている。日本の自己崩壊は、意外に急速に進んでいる。

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