富山マネジメント・アカデミー

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「胡錦濤文選」全3巻を指針とする大団結を演出

2016年10月01日 | Weblog

TMA講師代表:個人研究 10月29日、中共中央は、「胡錦濤文選」は、現時点では、「習近平の語録」(『習語』)よりも格上とする中共最高幹部の妥協が学習会の形で、国内外に公表された。会議は、胡錦濤派のエースである李克強が司会し、習近平が講話するという形で「大団結」が演出された。これにより、中共中央から胡錦濤派がはじき出されることもなく、習近平派が政治局の最大多数派を形成することもなく、どちらかと言うと、胡錦濤派が劣勢から優勢へと転じたことを意味する。その限りで、日中関係は胡錦濤派の対日親近感に依拠し、対日パイプの少ない習近平派が対日利権を握るという線が弱くなった。

それで、またぞろ元国務委員、中日友好協会の唐会長が息を吹きかえしてきたが、日本国の外交としては、この古い土管に頼るのはよくない。日本企業や大学、研究所で働く「中国国籍のままの新華僑」の皆さんの自然の「橋渡し」をすることが大事である。さらに、政党が上位にある中国の国情に合わせ、政権党にこそ、中国外交の要となる人材を配置するべきところ、すでに安倍総理は二階氏を幹事長に指名し、その体制を整えた。この間、日本の対中外交は、先手、先手でうまく機能してるといえる。中国に進出して撤退する企業よりも、産業構造変化した中国市場に新たに進出する企業が増加し、日本車の販売が伸び、ドイツ車が伸び悩みという追い風も吹いている。古い土管には、ゴミが滞留している。

胡錦濤は中共の党組織の基盤である「基層党組織」の「民主化」に初めて成功した実績があり、地方幹部から中共中央への昇進のメカニズムを透明化した功労もある。中共中央での学習文献として「胡錦濤文選」が指定されたことで、日中関係は、ようやく安定軌道に入った。それは、ドイツ経済に不安が生じたためで、習近平が欧州に力を入れすぎた反動が習近平の立場を悪くした一因でもある。胡錦濤は、親欧州か、親日かと言えば、後者の色の方がより強い。

以上は、10月3日、富山県の日中友好協会でお話しする内容の予告です。

 

 

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