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第2次朝鮮戦争は、ありうるのか?

2017年04月18日 | Weblog

TMA講師代表の個人研究:

4月25日、朝鮮が第6次の核実験に踏み切った場合、国連の安保理の決議により、アメリカ軍が北朝鮮の核爆弾とその運搬手段であるミサイル関係の施設に向けて、極めて短時間に、朝鮮の民間人をほとんど巻き込まない形で集中攻撃する可能性は否定できない。だが、それを第2次朝鮮戦争と言えるのかどうかは、疑問である。大規模な陸軍力による地上戦を想定した戦争の形態はベトナム戦争の終結により、基本的に歴史から無くなっている。だから、第2次朝鮮戦争が第1次朝鮮戦争のような形へ転じる想定は、アメリカ軍も想定していない。

だから、第6次の核実験が強行されるのか、否か、そこにポイントがある。それを回避する外交努力は、全て中国の習近平政権に委ねられている。中国は、アメリカ政府に対し、「北朝鮮の体制変更」を条件にしない、と確約させているから、リスクの大きな北朝鮮トップの斬首作戦は、恐怖のカードとして見せるだけのものであろう。問題は、北朝鮮の第6次の核実験を「中止は無理でも、延期を確約させる」には、北朝鮮が望んでいるアメリカとの2国間の外交交渉の場を「公式」か「非公式」かを問わないで、中国政府が外交的な仲介役が果たせるかどうかに絞られてきている。

トランプ政権も実は、国内では危ない橋のうえで停滞している不安定な状態にある。北朝鮮の体制変更を行わないで、二国間の交渉が有りえるとしたら、オバマ政権の二国間交渉を拒否する政策変更をせざるを得ない立ち位置にある。問題は、中国が仲介し、裏面で行われる米朝の交渉は、意外に成功する可能性がある、それは、現状では、韓国政府の意向を無視できるし、日本政府の意向も排除できるからだ。

 中国が仲介し、米朝の和解の道を探るという形は、過去の第1次の朝鮮戦争にはない形である。つまり、中国は、過去には毛沢東が北朝鮮に加担して朝鮮戦争に参戦した経緯はるが、今回は、アメリカと北朝鮮の双方向に「仲介役」となったことだ。そして、ロシアにはスターリンと同じロシア軍事帝国を継承するプーチンが、朝鮮半島の非核化を国益と考えるか、否かである。第2次朝鮮戦争は、第1次戦争の再来ではなく、1950年代から関係民族の日常の努力の総決算だとみると、惨めなのはただ韓国のみである。唯一、第一朝鮮戦争から進化しなかったのは南方の韓族である。そのような弱者を犠牲にする解決策として、高度な第2次朝鮮「紛争」が存在する。

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