富山マネジメント・アカデミー

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流木を観て、先人の人工洪水の知恵を思う

2017年07月17日 | Weblog

富山県では、人為の人工の洪水が、物流のために大いに利用されていた。「庄川町史」には、その記録がある。

山から伐採した樹木を、人力や馬でひきおろすような労力を要する「物流」など、原木のレベルではコストに合わないので、人工的に洪水を起こし、その鉄砲水の勢いを利用し、平野部に運んでいた。

渓谷に倒木など商品化できない木を組み合わせ、ダムを造る。そこへ、商品化できる材木の原木に、管理するためにの焼き印を施す。これが飛騨から富山への原木の「物流」の方法だった。いわゆる「鉄砲水」を計画的に行うわけである。

流れが弱くなる淵のある下流では、この流木を集めて、製材する。庄川の青島、神通川の笹津などが、製材拠点となる。富山の場合、水力発電のダムが、このような物流の妨げとなり、長期の地域紛争となった。しかし、このダムのお陰て、局地的な集中豪雨になっても、流木はダムでひとまず食い止められる。民家まで、流木が飛び込んでくることはない。改めて、木材の原木の物流には、ヘリコプター(航空機)の利用が考えられてもよい。

こ自然に倒れたような流木では、商品として木材にはならない。しかし、この膨大なセルロースから新素材が生まれたら、富山県の林業は完全に蘇生する。最近、九州の学生が富山県を学びにくる。富山の大学は、ここに着眼し、若者の人口流動を富山に導くことを考えるべきだろう。CMも九州ローカルは安い。大学の支援も、受験生の全国への告知がいる。こまめに勝る知恵はない。九州大学を筆頭に、九州はまだまだ遅れているようだ。九州のデザイン鉄道には、三協立山㈱のアルミ製品が使われている。九州にとり、富山は先進県である。

ちなみに、不二越は長崎人が創業した企業である。

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