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admitの「許す」は、前向きに許す、という意味ではない。

2016年11月07日 | Weblog

TMAのTOEIC講座のメモ:発田聡講師は、外資系の人事部での豊富な経験がある。TOEICの問題文に出てくるadmitという「許す」という意味の動詞は、能動的、あるいは前向きに認めるという意味ではない、と解説された。仕方がない、ままいいか、という許容ぎりぎりの認可という意味であると指摘された。

そこで、漢語圏の辞書ではどうか?中国の外研社の「現代英漢詞典」では、ぎりぎりセーフという語感の語だとは指摘していない。Longmanの英漢字典では、「容許」と訳している。その上、英文では、犯罪者が罪を認めるという例文を提示し、好ましくない事実を認めるという意味を用例として示している。

発田先生は、大学の入学許可の事務で、アドミッションというのは例外であると指摘されたが、実は正規の入学試験ではパスしない学生に対し、「まあよしとするか」という、ギリギりのセーフ感がある、それがアメリカの大学での語感である。日本では、AO入試として、前向きに誤解されているだけである。ここは、大学教員歴のある中村が訂正させていただく。ちなみに、Longmanの英語・漢語、漢語・英語の辞書は、香港で手に入る。日本人の研究者が、英語を訳す時に、ちなみに英漢字典ではどうか?と調べると訳語に厚みがでてくる。なお、日本の研究社の「新英和大辞典」では、この単語の解説と例文では、Longmanのレベルより落ちる。その意味で、発田先生の体に沁み込んでいる語感は世界標準である。

 

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