テレビでこの映画をみた。
吃音に悩む英国王 ジョージ6世と彼の治療にあたった
言語療法士 ライオネル・ローグとの実話に基づく友情物語だ。
治らない吃音に自信を失い、ときには自暴自棄になりそうな国王を根気強く
治療するローグ。
全編にわたって緊張を伴う映画だが、1939年、ドイツへの宣戦布告にあ
たって国王が国民に向けて行った演説は大成功に終わる。
地味なテーマでありながら、緊張の末にそれが解き放たれるラスト。
映画や演劇にはよくある進行ながら、とても劇的にできていると感心。
ただ、この映画の本来の主題とは異なるが、映画のなかに散見される「平民」
に対する国王自身の別格意識には怖いものを感じてしまう。
世の中、洋の東西を問わず程度の差はあれ序列社会。
王侯貴族でなくとも、各人それぞれにそんな意識があることは否めない。
これは哀しいことながら、映画を通してこうも見せつけられると気持ちは複
雑だ。
そういえば、これも映画とは関係ないが、ぼくの高校時代、吃音の同級生が
いた。
日常の会話ができないほど深刻だった。
赤塚不二夫の漫画に出てくるキャラクターに似ていたことから、ぼくらは
「ハタ坊」と呼んでいた。
卒業前、彼に「吃音矯正の治療を受けたらどうや」と話すと「ウン、受ける
つもり」と話していた。
卒業後、彼とは一度も会ってないけど、その後どうなったろう?
この映画をみて、そんな昔のことを思い出してしまった。
吃音に悩む英国王 ジョージ6世と彼の治療にあたった
言語療法士 ライオネル・ローグとの実話に基づく友情物語だ。
治らない吃音に自信を失い、ときには自暴自棄になりそうな国王を根気強く
治療するローグ。
全編にわたって緊張を伴う映画だが、1939年、ドイツへの宣戦布告にあ
たって国王が国民に向けて行った演説は大成功に終わる。
地味なテーマでありながら、緊張の末にそれが解き放たれるラスト。
映画や演劇にはよくある進行ながら、とても劇的にできていると感心。
ただ、この映画の本来の主題とは異なるが、映画のなかに散見される「平民」
に対する国王自身の別格意識には怖いものを感じてしまう。
世の中、洋の東西を問わず程度の差はあれ序列社会。
王侯貴族でなくとも、各人それぞれにそんな意識があることは否めない。
これは哀しいことながら、映画を通してこうも見せつけられると気持ちは複
雑だ。
そういえば、これも映画とは関係ないが、ぼくの高校時代、吃音の同級生が
いた。
日常の会話ができないほど深刻だった。
赤塚不二夫の漫画に出てくるキャラクターに似ていたことから、ぼくらは
「ハタ坊」と呼んでいた。
卒業前、彼に「吃音矯正の治療を受けたらどうや」と話すと「ウン、受ける
つもり」と話していた。
卒業後、彼とは一度も会ってないけど、その後どうなったろう?
この映画をみて、そんな昔のことを思い出してしまった。