稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

タイ プミポン国王の死から

2016年10月14日 | 日々
 13日、タイのプミポン国王が亡くなった。

 聞くところでは、国民から絶大な尊敬を受けてきたという。

 政治的には、政争の多いなか、調停者として混乱をよく治めてきたそうだ。

     

 ところで、聞いたところでは、昔からタイ旅行に行くときは国王に関する言動は要注意だそうだ。

 タイには最高で15年という「不敬罪」による禁固刑があるという。
 国民の国王への敬愛という面と厳しい罪刑というのは表裏をなしてきたのかもしれない。

 観光客にとっての「要注意」は、王政に対する自由な発言を封じる。
 だとすれば、これはタイ国民にも同じように、あるいはそれ以上に働くはずだ。

 プミポン国王の過去の業績はさておく。
 が、「主は民にある」という民主主義の原理に照らせばこれはおかしいのでは。

     
      ( 国王の足元にひれ伏して )

 王政、遠くは18世紀フランスの劇的崩壊、20世紀初頭のロシアも同じ。
 近いところでは2008年、ネパールでの王政廃止。

 欧州各国の王政もすでに「立憲」の冠をかぶっている。

 長い目でみれば王政はその残滓を保ちつつも確実に博物館に入りつつある。

 その意味で、歴史は「主は民にある」という原理を純化させる過程だともいえる。

 いや、日本とて例外ではなかろう。


 
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