稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

ハナ肇とクレイジー・キャッツの時代

2017年09月08日 | 日々
 BSで久々に映画「ニッポン無責任時代」(1962)を観た。

 思い出すのはぼくら団塊の世代が中高生であった頃。

 クレイジー・キャッツの映画はもちろん、テレビ「シャボン玉ホリデー」が大人気。

 テレビ放送の翌日は必ず学校で話題にのぼっていたといってもいい。

 映画もたくさんつくられ、およそ30作というからすごい。
 東宝のドル箱だったらしい。

 ところでこの「ニッポン無責任時代」。
 調子のいい男(植木 等)が要領よく出世していく物語。

      

 けれども、今になってこの映画を観ても少しもおもしろくない。
 ありえない展開の連続がバカバカしいのだ。

 いや、この作品だけでなく他のものも似たりよったり。

 あの頃、いったいぼくらは何に笑い転げていたのだろう?

 クレイジー・キャッツはおもしろい!
という無意識のうちの思い込みがあったからだろうか。

 そんな一種のマインド・コントロールにかかっていたのかもしれない。
 
 テレビや映画での彼らの活動。
 いつ頃だったか、ぼくの心はある時期から急速に離れてしまった。

 パターン化されたものにうんざりしたのかもしれない。

      
 
 そのクレイジー・キャッツも生き残りは犬塚 弘さんだけになってしまった。

 ともあれ、ここでも昭和は遠く。
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