東京湾の漁師 東京湾海人の日記

青混ぜ海苔の達人のブログです。

海苔の葉

2006年01月21日 18時00分29秒 | Weblog

北東の風 みぞれ!
なんと 朝 ボタン雪みたいに 大きな粒の雪が降っています。

窓にはうっすらと 積もっています。
これは ニュースです。
地面に落ちた雪は すぐに消えてしまいます。
海辺から ちょっと岡側の住宅地は積もっているそうです。

 

海苔養殖日記

これが 海苔の一枚一枚を浮かべたものです。
製品にするには これを大量に摘み取ってきて 細かくミンチして真水で四角に漉くとみんなの知っている海苔になるのです。
今日は一枚ずつ、箸で拾い その海苔の形、色、対象性を 見ながら 選抜するのです。今では 海苔師でもほとんど行わないマニアックな作業で、若い頃は 夢中で この時期仲間としたものです。友人が今年は選抜をしようと源藻を持って来てくれたのでその技術を確認の為 始めました。
海苔は選抜の歴史で、この浜からナラワスサビという全国を席巻した、海苔ができたのです。アサクサノリよりも黒くて美味しい海苔が選抜されて まだまだ進化しているのですが、進化させるには この選抜作業を繰り返すのです。
海苔の原点なので この技術を 伝えたいと思う。

この葉を使って 来年の種にして選抜結果を見たり、この葉の遺伝子を持続することもできます。

大間のマグロ

今 テレビで 見てしまった。
3年間 マグロを釣っていない漁師のお話。
漁師ならでは わかります。
失敗を続けると終漁を迎えて また来年。
私も若い頃 海苔が上手くできなかった。(今もそうですが。)
漁法に正解というのがなくて 自信がないと自分の方法が 間違っているのかな。と考えてしまいます。いろんな人に聞いて いろんな答えが返ってきて やはり自分が正しいのかな。と思ったりしてしまう心の迷いが一番の敗因なのです。
彼もそうだと思う。私には先生がいっぱい居て いまでもわからないことは知っていそうな人にはすべて 尋ねる。難問は亀の甲より年の功。ただ海苔は何年やっても同じ年が無い。試行錯誤が今も続いているのが正直なところです。
テレビを見ていて 心臓が痛い。彼もなんだか弱虫 。頑張れ!
もっと 仲間だよ。と言いたい。頑張れ!
応援歌が「北の漁場」私演歌が苦手ですが良い詩でピッタンコでした。

コメント (12)
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