……と、書いていたのは益田ミリさんだけど、
いまのわたしは確かにあると言えるとおもう。
腹が立って、ままならない理不尽さがくやしくて、
裏切られたような気分がして。
甘かった、ということなのだろうけれど。
先輩と二人、深夜の愚痴。
応酬を重ねるごとにとめどなくて、
愚痴と悪口の境界線さえ見えなくなるほどしずまらなくて、
どこまでいってもすっきりしない。
とても、かなしい。
[読了本]
. . . 本文を読む
小津安次郎の好んだといういなり寿司を予約し、
円覚寺で、教科書で何度となくみた舎利殿をみた。
秋の陽気を浴びながら、いなり寿司を食べる。
紫陽花はもちろん紅葉にもまだ遠い妙月院。
たぶん、近所からふらりと来ただろう夫婦がお弁当を食べていて微笑ましい。
葉祥明の美術館の売店に入り、
足利尊氏の位牌とその寺のたたずまいにしんみりし、
おいしいチーズケーキを食べたあと、
鶴岡八幡宮で参拝しながら街を . . . 本文を読む
あまりに眠くて仕事にならないので、
さっさと帰って22時に就寝、5時に家を出る。
外は少しの薄明かりもなく、まるで真夜中。
近くのマックにカフェオレがなかったので缶コーヒーをを買う。
缶コーヒーはべたつくのできらいだけど、
冷えた指先が急激にあたたまっていく感覚はすき。
朝帰り1割の静かなホームで蓋をあける。
やっぱり、甘い。
もう冬なのだ。
[読了本(コミック)]
■『みかこさん』&『1 . . . 本文を読む
仕事で小田原に行く。
城趾公園では菊まつりをやっていた。
ウメ子はもういない。
以前おとずれたときにはあった、しみついた動物のにおいもなく、
なにかが解かれたあとのような心地がした。
報徳会館の中庭は紅葉していて、
ぼんやり日が暮れるまで座っていられたらいいのになあとおもう。
深夜、上司と二人きりの社内。
切り出せなかったことを長い長い前置きのあと話す。
そのまま駅までずっと、話す。
いろんなこ . . . 本文を読む
そりの合わないひとというのはいるもので。
言葉を尽くしたところでたぶんお互い納得もしないし
むだに軋轢をうむだけだとわかっているから
ぐっとこらえて何も言わないけれど、
そうするとモヤモヤがたまってイライラする。
好きとかきらいとかよりも、合わないということはたぶんずっとしんどい。
■『風が強く吹いている』三浦しをん
この正月は箱根駅伝みようかな。
とおもった。
しかし駅伝をもってくるって、モ . . . 本文を読む
決断するときというのは案外、大きな事件もないものだなとおもう。
ほんとにこれでいいの!?
とぐるぐるしながら、なんとなく、その方向へ進んでいく。
正しいかどうかなんてきっと、結果が出るまでわからない。
トラブルはいちおう収束し、収束を形でくれた相手の気遣いに感謝。
[読了本]
■『千里伝 Tales of Senri』仁木英之
『僕僕先生』はまだ読んでないのだけど、
著者のシリーズ外初新作 . . . 本文を読む
考えすぎる前に動かなきゃとおもう。
その行動が正しいかはわからないけど、
動くと決めたなら言い訳はやめよう。
未練とか、迷いはあるけれど。
[映画]
■『ダンボ』
仕事でみたディズニーアニメ。
あんまり興味もなくて、まともに観たのは初めてだけど、
ダンボのあまりのかわいさにきゅんきゅんしてしまった。
でも飛ぶのはありえないよね(笑) . . . 本文を読む
土曜の午後、たぶん中国人の自称プロのスリ師に
かばんの持ち方が危ないと注意を受ける。
彼はスリで家を建てたそうな。
わたしが娘に似ているので声をかけてくれたそうです。
みなさん、エスカレーターに乗るときは、
かばんを体の前に、気をつけましょう。
〔読了本〕
『初恋ソムリエ』初野 晴
特に表題作がそうだけれど、
タイトルや表紙のイメージに比べてだいぶビター。
わ、はずかし!
という胸きゅん度や青 . . . 本文を読む
久しぶりに母親と話をする。
生まれた場所であり、帰る場所ではないかもしれない。
だけど立ち寄る場所ではあるのだという不思議な感慨。
[読了本]
■『Another』綾辻行人
じつは初めて読んだ、綾辻さん。
小野さんのはほぼ読んでいるのだけど。
辻村さんに似てるなあと思いつつ、たぶん逆。
教室に伝わる七不思議のような伝承が、
死者をもって教室を25年むしばみ続け、
とらわれ続けている生徒たち . . . 本文を読む
トラブルが週をあけて、これでもかというくらいひどいことになり、
精神的にかなりまいっていました。
どれくらいかというと、
目があった先輩に「心が折れそうです……」と
つぶやいたところ、先輩いわく、
「もう折れきってる顔してるよ」
「もしくはもう誰にも折れないくらいなかんじ」
あと、会社で同僚と話してる最中、
立ち尽くしたまま不意にぼろぼろ泣いたり。
きわめつきの出来事が起こり荒れに荒れたわたし . . . 本文を読む