パキスタン、中国の援助で原発2基新設へ 米印に対抗
http://www.asahi.com/international/update/1018/TKY200810180214.html
く…この中国政府めが…そんなに核戦争の危険を増したいのか!!
中印が接近してると思いきや、中パもさらに関係が進むとは…。
対立する両国にいい顔しやがって、米国顔負けの帝国主義だな。
で、どうよ。「中国を包囲するために、日本を含めた安全保障のために米印原子力協力は必要なんだ。それに反対するヤツラはアホでバカ。現実が見えてない理想主義者。ていうかサヨク。ぶっちゃけありえない。広島と長崎に原爆落ちたのがそんなに偉いか!十万人単位の人が一瞬で死に、数え切れないほどの人が放射能障害で苦しみながら死に、しかして多くの人が苦しみながら生き続け、もう二度とあんな惨禍はごめんだと心底考えて、核兵器は政治思想の問題を超えて存在してはならないと主張するなんて奴等は全員ノーテンキなサヨクだ。
俺だって放射性物質が日本に入ってきたときは友人に頼んで分けてもらってわざわざ食ってた」って後半は間違い。ちょっと記憶が混乱してた。そんな話を聞いた覚えがあるんだけど俺の妄想かな。そうだろうな。
日本の安全保障がホニャララなら、インドやパキスタンの人々が核戦争で死ぬのはエヘヘどうでもイイヤとでも思ってんのかね。
あ…「
左派の人はこれを」ごにょごにょ、とか言ってた人はどうなのよ。
まったく。高級英字紙という世界で最も優れて知的でインテリで凄くてかっこいい情報源を読んで、肌の色はともかくおつむの中身はWASPそっくり(のつもり)という「国際事情通」なら中国がどう出るかなんて分かってただろ。っていうかそんなもん読まなくても、その辺のぼっちゃんならいざ知らず、冷戦時代を生きてきたなら誰しも、大国がどんな行動原理を持ってるのか百も承知じゃないか。
NPTという歪んだ秩序さえ…いやいいやもう。
はいはい。どの道、中国は米国がやらなくてもやったでしょうね。もし中国がインドに核技術で協力をしてたら、米国はパキスタンと関係強化したでしょうよ。どっちもやらなければフランスが、ロシアが。イスラエルが。イランが。もうどうでもいい…。
その場合、米国がやったら正しい。あるいは中国がやったら正しい。ロシアがやったら正しい。みたいなのはいいよ。どこがやっても間違ってるだろ。常考。
ってかそんなこと、市井のちりあくたが反対しようが賛成しようが、権力者どもはみんな勝手にやりまくるんだよな!畜生!
【追記】2008/10/18
頭が痛い…核のパンデミックははもはや避けられない。
いや。分かってる。もちろん米国だけのせいじゃない。覇権主義はどこの核保有国も同じだ。フランスや英国は欧州だからオトナだとかありえないしな。
中パの関係も今にはじまった訳じゃない。それはそうだ。
だからといって米国がやることは免罪になる訳じゃない。そこが違うだろ。
こんな風にそこらじゅうに核技術がばらまかれ、兵器転用の準備が着々と進むのは、本当に恐ろしいことなんだ。
…ってもパワーポリティクスでしか世界を見ないと分からんだろうな。
まぁせめ、「中パの核技術協力に反対するのはバカでアホなウヨク。現実が見えてない理想主義者。中央アジアの安定のためには仕方ないんだよ」とかいう低脳さ丸出しのサヨクが出てこないことを祈る…ぶっちゃけ昔はいたよそういうの…。
【追記】2008/10/19
■朝日社説 安保理入り―核軍縮と平和構築に力を : asahi.com(朝日新聞社):社説
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081019/1224373783
イスラエル問題についても日本側に奇妙な老朽化した支援グループのようなものがあり、たまに頓珍漢なことを言い出す。世界はいろいろ変化している。かつての正論が正論でもない。状況をよく見ていかないと。
…プッ…もしかして核問題で反応したつもりかね?
老朽化した支援グループってなに?まさか自民党に、パレスチナの支援者がわずかでも影響を与えられるとかお得意の妄想じゃねぇだろうな。はっきりいって、パレスチナ支援者はアラブ諸国との紐帯だけど、今様のイザヤ・ベンダサン大先生が恐れてるような暗黒パワーはないから。いくらWASPそっくり(のつもり)脳でもまさかそんなトンチンカンな発想はしねーよな。
じゃぁなんだイスラエルを支持して働いてる勢力がいるの?ネットじゃーイスラエルの軍事技術はすごいね、といってる軍オタくらいなら見かけるけど。じっさい凄いからそれはそうだと思うがさ。
あいまいな言い方をして突っ込まれたら「いやそれは誤解ですから」っていつものオチですかねー。
ふは…状況をよく見るのはいいんじゃね?
というかそもそも、パレスチナ支持者というのは、多くが旧来のファタハ支持であって、ハマースが抵抗の主力になった今、難しい立場にあってだね。ハマースの背後にはエジプトの…ってWPとかNYTとかにいっぱい書いてあるから読み直せば?どうせイスラム圏の英字紙は絶対読まないんだろ。高貴なWASP君はさ。
あ…あと…
朝日の社説にはほとんど中身はないのでコメントすること自体が無意味だと私は思うけど。私見からいえば、日本が大量の票を集めて非常任理事国に当選したのは、朝日の言う通り「信頼の証」だと思う。米国の言うなりでしかないにせよ、少なくとも善良な国と見なされている証左だ。どこにも攻め込んでおらず、国内紛争も、核実験もしてない。すでに非常任理事国だったし、再選しても禍をもたらすことはないだろう。ということ。バランサーうんぬんについては(笑)ってとこかな。100%米国のオウムでしかないのに?まぁWPやNYTには違うことが書いてあるんでしょうね。
イランは、周辺のイスラーム国家から覇権主義を恐れられているし、米国がレッテルを貼ろうと貼るまいと、危険と見られている。確かにイランに権威を与えたくない米国の関与はあったろうが、イランが非常任理事国になるのは、その力が有無を言わせなくなったときだ。イランか…国内の宗教勢力と対決するアフマディネジャードにはちょっと同情的だけどね。私はでもベニト・ムッソリーニさえ共感を覚えてしまうから。まぁそこは割り引いて考えるしかない。それでも核技術に食指を伸ばすのは間違っている。
しかし朝鮮にしろイランにしろ。「核兵器は米国に攻め込まれない護符になる」という認識が広まっている昨今では…。まぁ言ってもせんない。