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「人間国宝 桂米朝とその時代」展に行く


 休日出勤なり。9時まで1時間だけ会社で仕事をする。それから姫路まで行く。行先は県立歴史博物館。JRの姫路からタクシーに乗る。いい天気。姫路城がきれい。観光客いっぱい。駐車場は長蛇の列。あれじゃ、車を駐車場に入れるためだけに来たようなもの。こんな日に人気の観光地に車で行くのは愚の骨頂なり。
 歴史博物館で開催されている「人間国宝 桂米朝とその時代」展を見に行く。今日が最終日なり。この企画展、行きたいと思いつつなかなかヒマが取れんかった。きょう、やっと来れた。
 館内に入ると、1階ロビーで、阪大の石黒先生制作の米朝アンドロイドがお出迎え。これは撮影OKである。米朝展の展示は2階。出生から葬儀の模様まで。年代別に詳細な資料が展示されている。大東文化学院入学のために上京。そこで最初の師平岡容との出会い入門。平岡の紹介で5代目笑福亭松鶴と知己を得る。
 軍隊に入るが病で療養所生活。この時中川清(米朝師の本名)青年19歳。その療養所で落語をやる。おどろくのはその演目である。立ちぎれ線香、くっしゃみ講釈、千両みかん、阿弥陀池、親子酒、抜け雀、高津の富。まるでベテラン噺家である。これが19歳の青年が演じていたわけ。立ちぎれ線香や高津の富はある程度年を取ってからでないとできないと思うが。栴檀は双葉より芳し、とはこのことである。
 米朝師匠自身の肉筆原稿も多数あった。師匠作の代表的な噺「一文笛」の生原稿もあった。あと、米朝独演会、米朝一門会のポスター、パンフレット類も古いモノから順々に。いくつか覚えているモノも。そういえば小生(雫石)もけっこう独演会一門会には行ってるんだな。
 図録を買ったが、気になる記述があった。米朝師匠はSF大会にも出演されている。神戸でおこなわれた第14回日本SF大会で小松左京と対談、お茶子筒井康隆という陣容で「地獄八景亡者戯」をやらはった。そのSF大会のポスターも展示されていたが、図録では「SF作家の全国大会」との記述があるがまちがい。SF大会は作家ではなく、「SFファンの全国大会」である。
 なにはともあれ、彼岸の墓参りをさぼって行っただけのことはあった。大変に興味深く有意義な展覧会であった。
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コメント
 
 
 
アンドロイドよく出来てるなぁ! (アブダビ)
2017-03-21 00:00:01
最初、独演会当時の写真なんかと思ったのですね。確かに不自然な感じが全くないとは言わないですが。でも普通の写真でフェイクっぽく写る事ってよくありますから。
で、石黒先生のアンドロイド、よくできてますねぇ。これ、まさか来場者に挨拶したりするのですか?
少し怖いなぁ。
 
 
 
アブダビさん (雫石鉄也)
2017-03-21 08:40:35
確かに、このアンドロイドはよくできてました。
さすがは石黒先生。
このアンドロイド、お客にあいさつはしません。落語はしてました。
 
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