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忍たま乱太郎


監督 三池崇史
出演 加藤清史郎、平幹二郎、松方弘樹、鹿賀丈史、中村玉緒、竹中直人

 原作が漫画で、アニメ化され、人気を呼び、実写映画化された映画で成功例は少ない。神様手塚や、白土三平の作品でも、こういう例はあるが、ことごとく失敗といってもいいだろう。
 高井信さんがブログで予告編を紹介されているのを見て、面白そうだと思った。演じている俳優さんたちがアニメのキャラそっくりで笑った。映画館に観に行くほどではないが、DVDのレンタルが出たら観ようと思っていた。
 NHKで夕方放送されていたるアニメは「おじゃる丸」とセットでよく観ていた。原作もちらちら見た。で、今回、実写版を観た。なにせ、あの「十三人の刺客」の三池監督が「忍たま」をどう映画化してのか興味があった。
 とりあえず最後まで観れた。はっきりいって、失敗であった。尼子騒兵衛の原作の持つ毒が無いし、アニメ版の破天荒なギャグもない。原作「落第忍者乱太郎」の45巻目を忠実に映像化している。セリフから、くのいちの女の子の寄り目まで原作通りだが、もひとつ乗れなかった。上記のごとくの異様に豪華な出演陣が、素顔が判らないほどの漫画チックなメークで、ご機嫌をとりむすぶが、ギャグが上すべりしている。
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