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ホルテンさんのはじめての冒険


監督 ベント・ハマー
出演 ボード・オーヴェ、ギタ・ナービュ、ビョルン・フローバルグ

 ベント・ハマー監督のじいさん映画。「キッチン・ストーリー」で、なんとも妙なおかしみのあるじいさんを描いていたから、今回もそのあたりを期待して観た。失敗であった。確かにおかしなじいさんは出てきたが、なんとも散漫で何がいいたいのか良く判らん映画だった。
 ホルテンさんはベテランの電車の運転士。67歳。これまで実直に勤めてきた。ほどなく定年である。
 ところがホルテンさん、最後の勤務に遅刻。乗務すべき電車に乗り遅れる。そこから、なんだか、ホルテンさん、少しづつズレていく。道路に横たわっている、自称元外交官のじいさんと友だちになる。空港へヨットを買ってくれるという人に会いに行く。飛行機の誘導路でタバコを吸っていて叱られる。プールで裸で泳ぐ。などなど、もひとつ脈略のないシーンが続き、観ている方としては、頭の上に?をいっぱいだしたまま映画は終る。シナリオが未整理のまま撮影して、そのまま公開したのではないか。 
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