goo

とつぜん対談 第14回 ゼムクリップとの対談

 ゼムクリップさんに来ていただきました。彼女はこの町の市立商業高校を卒業して、地元の工務店に事務員として就職されましたが、このほど退職されました。

雫石
 こんにちは。

ゼムクリップ
 どうも。

雫石
 お疲れの様子ですね。

ゼムクリップ
 そうでもないわ。仕事してないんだから。

雫石
 お仕事辞めたんですって。

ゼムクリップ
 辞めたんじゃないわ。クビになったのよ。

雫石
 リストラですか。

ゼムクリップ
 そうよ。あんなチンケな工務店に仕事なんか来ないわ。

雫石
 そこで何してたんですか。
 
ゼムクリップ
 事務よ。簡単な事務。毎日毎日紙をとめるだけ。

雫石
 嫌になりませんでしたか。

ゼムクリップ
 あたし高卒だからたいした仕事やらせてもらえなかったわ。

雫石
 次ぎのお仕事探していますか。

ゼムクリップ
 探しているけど、なかなかないわ。あたしなんかなんの取り得もないから。

雫石
 彼はいないの。結婚するとか。

ゼムクリップ
 そんなもんいないわ。あなたなってくれる。

雫石
 ・・・・。

ゼムクリップ
 あたしなんか頭悪いし器量わるいし。

雫石
 そんなことないですよ。なんとかなりますよ。

ゼムクリップ
 気休めをいわないで。実はあたし、何すんのか決めてんの。

雫石
 何するのですか。

ゼムクリップ
 あたし曲がってるでしょう。真っ直ぐになって耳かき店に就職すんの。あなたの耳かいてあげましょうか。


 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 神戸文学館・... 祝 阪神タイ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。