日々是好日 とっつあんの雑記帳

とっつあんが徒然なるまま”ほっこりと暖かく誰もがうなずけるちょっとした幸せを感じる”話題を発信していきます。

しろあと歴史館(^^♪「おはぐろ(鉄漿)の道具」

2010年08月06日 21時12分39秒 | 三島地区の文化財
今日のしろあと歴史館、朝から、中学の新人の先生が10人ほど研修に来ておられたので、各人それどれの自由研修のとき、部分的にそれぞれの人に説明や質問に答える対応をしました。
その後、お母さんと、小六、幼稚園児。幼児の家族連れの方を案内しました。小六のお兄ちゃんだけが最後まで付き合ってくれました。

今日の1枚の写真は、しろあと歴史館に展示されている、江戸時代の「おはぐろの道具」です。
先日、「おはぐろ」について質問されたのですが、詳しく答えることが出来なかったので、少し調べてみました。

「おはぐろ」は、歯を黒く染める習俗で、「お歯黒」ともい言います。
「お歯黒」というのは日本の貴族の用語です。
「おはぐろ」の読みに「鉄漿」の字を当てることもあります。
御所では五倍子水(ふしみず)といいます。
民間では鉄漿付け(かねつけ)、つけがね、歯黒め(はぐろめ)などとも…。
古くは女性の慣習でしたが,中世には上層の武士の間で一般化したそうです。

お歯黒(おはぐろ)は明治時代以前の日本や中国南東部・東南アジアの風習で、主として既婚女性、まれに男性などの歯を黒く染める化粧法です。
1870年(明治3)2月5日、政府から皇族・貴族に対してお歯黒禁止令が出され、それに伴い民間でも徐々に廃れ(明治以降農村では一時的に普及しましたが)、大正時代にはほぼ完全に消えました。

江戸時代においては既婚婦人のしるしで、まずは白い歯を染めて、「二夫にまみえず」との誓いの意味あいがあったとか…。
黒は何色にも染まらない色なので、貞操を意味し、既婚女性の誇り高い心の支えともなっていたようです。

また、主成分は鉄漿水(かねみず)と呼ばれる酢酸に鉄を溶かした茶褐色・悪臭の溶液で、これに五倍子粉(ふしこ)と呼ばれる、タンニンを多く含む粉を混ぜて非水溶性にいます。
主成分は、酢酸第一鉄でそれがタンニン酸と結合して黒くなります。
五倍子粉(ふしこ)は、ヌルデ(白膠木)という木の葉にヌルデシロアブラムシが寄生すると大きな虫癭(ちゅうえい=こぶのようなもの)を作ります。
この虫癭には黒紫色のアブラムシが多数詰まっています。この虫癭はタンニンが豊富に含まれており、これを粉状にしたものだそうです。

歯を被膜することによる虫歯予防や、成分がエナメル質に浸透することにより浸食に強くなる、などの実用的効果もあったとされます。
歯の保護(虫歯予防)、裕福のステ-タスとして使用され、狂犬病にも,飲めば有効と記されています。 又現在黒豆を煮るとき、隠しに利用されているそうです。

「おはぐろ」は、毎日から数日に一度、染め直す必要があったそうです。

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ 
 明日8月7日(己丑つちのとうし 友引)はこんな日です。
●「立秋(りっしゅう)」
 二十四節気のひとつ。旧暦7月の正節、太陽が黄道135度に達する日です。
 暦の上ではこの日から季節は秋になり秋風が吹くとされますが、しかし、気候的には一年で最も暑い時期にあたり、厳しい暑さはまだ続きます。
 藤原敏行は「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」と詠みました。暑さは続きますが、だんだんと日が短くなり、ひぐらしが鳴き始め、雲や風にも少しずつ秋の気配を感じさせてくれる頃でもあります。
 この日以降、暑中見舞いは残暑見舞いとなります。

●「鼻の日」
 日本耳鼻咽喉科学会が1961(昭和36)年に「は(8)な(7)」の語呂合せから制定しました。
 各地で専門医の講演会や無料相談会等が行われます。3月3日の耳の日、8月8日のひげの日、10月10日の目の愛護デーとともに、日本四大顔面記念日のひとつでもあります。

●「バナナの日」
 果物で一番の輸入量を誇り、健康にも良いバナナを食べて暑い夏を元気に乗り切ってもらいたいと、「バ(8)ナナ(7)」の語呂合わせから日本バナナ輸入組合が記念日として制定しました。
 バナナは、すぐエネルギーになるカリウムがたっぷり含まれており、血圧を上げるナトリウムを排泄させる働きがあります。
 最近では、スポーツ食としても親しまれています。

●「あかいはなの日」
 長野県内の道化師などで結成した「NPO信州あかいはなnet」が制定した日です。
 「NPO信州あかいはなnet」は、道化師(クラウン)などで結成された団体で、「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいんだ」を信条に、地域づくり活動など、幅広く活躍しています。
 道化師の象徴である赤い鼻にちなみ、8月7日としました。
 この日を「笑顔をプレゼントする日」として、さまざまなイベントを行います。

●「花の日」
 富士山、南アルプス、八ヶ岳を望む美しいパノラマが広がる山梨県小淵沢町の「花パークフィオーレ小淵沢」が、たくさんの方に花の美しさ、自然の営みの素晴らしさを伝え、多くの人に心の安らぎを感じてもらい癒されて欲しいと制定しました。
 標高1000メートル16ヘクタールの園内には500種類、50万株の高原の花々が季節ごとに咲き誇る花の楽園です。「8(ハ)7(ナ)」の語呂合わせからこの日となりました。
 別に6月第2日曜日が「花の日」です。1856年6月、アメリカのマサチューセッツ州の教会でチャールズ・レオナルド牧師が,少年少女を信仰に導く為のこどもの日礼拝が行われ、一年中で最も花の豊富なこの季節に、神の恵みの顕れとして最も鮮明な印象を子供たちに与える美しい花を通して、神を讃美し、神に感謝することを教える為に教会に花を飾る,この精神は次第に広がり、いつの頃からか、子どもを花にたとえてこの日を「花の日」と呼ぶようになりました。
 人々は花を持ち寄り、礼拝堂を飾り、その花を日頃お世話になっている人や病気の人のところに届けるようになったとのことです。

●「奈良大仏お身ぬぐい」
 年に一度、高さ16メートルの大仏の埃をはらって御身を清めます。
 120人程の僧侶や関係者が、早朝より二月堂の湯屋で身を清め、白装束に藁草履姿で大仏殿に集合、7時より撥遣作法が行われた後、全員でお経を唱え、年に一度の大仏さまの「お身拭い」を始めます。
 大仏殿の参道が砂利道であったため、大仏殿内にはいってくる砂埃の量も多く、掃除ではかなりの量の埃が集められたそうです。
 東大寺大仏殿 奈良市 電話:0742-22-5511

●「仙台七夕まつり」
 杜の都の夏を華やかにする、東北三大祭りのひとつ『仙台七夕祭り』。
 和紙と青竹で手作りされる伝統的な七夕飾りが、今年も優雅に街中を彩られます。
 七夕はお盆前の先祖を迎えるための禊(みそぎ)の意味もあります。従って七夕はお盆の日付に連動する事が多いようです。
 キュウリやナスや麦の収穫を祝う性格がありますので、ある意味収穫祭です。本来は旧暦で行うべきなのでしょう。

●「お精霊迎え」「六道まいり」(・六道珍皇寺・千本えんま堂)8月7日~10日
 今年も厳しい暑さの中、お盆が近づいてきました。
 京都ではお盆に入る前8月7日~10日に東の六道はん(大椿院 珍皇寺・ちんのうじ)か西の千本えんま堂はん(引接寺・いんしょうじ)で迎え鐘を撞いて、御精霊様「おしょうらいさん」(先祖の霊)をお迎えします。
 そうです、あの小野篁が夜に冥界の閻魔大王のもとへ通うときの入口が珍皇寺、朝になって出てくるとこがえんま堂です。
 参拝者は高野槇を買い求めたり、迎え鐘を撞いて精霊をお迎えします。
 六道まいりの寺、六道珍皇寺は、臨済宗建仁寺派の寺です。平安時代の葬送地鳥辺野へ亡骸を運ぶ際に通る「松原通り」にあります。死者を鳥辺山へ葬送する際の野辺送りの場所、珍皇寺周辺はあの世と現世の分かれ道「六道の辻」と言われたのが六道まいりの由来です。

 六道珍皇寺 京都市東山区 電話:075-561-4129
 千本ゑんま堂 京都市上京区千本通 電話:075-462-3332 

にほんブログ村 その他生活ブログ 季節・四季へ「にほんブログ村」ランキング参加中です。
    私のブログに興味を持たれた方、「ポチッ」とクリック、応援お願いします。

ジャンル:
文化
コメント (5)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 茨木のええとこ(^^♪「古い郵... | トップ | 「立秋」(^^♪残暑お見舞い申... »
最近の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはぐろ(鉄漿) (motoko)
2010-08-07 15:22:37
今日は。
ガイドのお仕事も、いろいろな人と接することが出来て、変化もありますね。

おはぐろの道具も初めて見ましたが、この「鉄漿」の字も、初めてでした。
おはぐろは、皇族や貴族がしたと、聞きましたが、その後は、一般にも浸透したのですね。
口の中だけに、手入れは大変だったのでしょうね。
Unknown (銭無のとっつあん)
2010-08-07 16:22:12
motokoさん

私の場合は、ガイドと言うより、色々な人との会話を楽しんでいます。
ガイドが100人おれば100通りのガイドの方法があると思います。

「おはぐろ」については、ほとんど知識がなかったので、また、少しレパートリーが増えました。

こうして少しずつ情報を収集しています。
これが、積み重なって、情報の引き出しが増えてくるのでしょう。
お疲れ様です! (Lavender)
2010-09-02 18:39:55
Seraさんからここにたどり着きました。ガイドお疲れ様です、お歯黒の成分を知ってまたアブラムシと聞いただけで気分悪くなりそうです疑問なのはお歯黒をしてごはんを食べると味が変わりそう。。。メイクの一部なので口紅みたいなものかしらまた遊びに来ます!
Unknown (銭無のとっつあん)
2010-09-02 21:01:56
Lavenderさん

ご訪問、コメントありがとうございます。m(__)m

このアブラムシの粉は、黒豆の煮るときにも利用されているとか…。
これを聞くと、買ってきた黒豆は気になりますネ。

どうなのでしょう。
歯に被膜を付けるだけなので、味には影響なかったのでは、と思います。

どうぞ、遊びに来て下さい。
Unknown (焼き物屋)
2010-09-02 23:38:11
歯にとっては良いことなんでしょうが見栄えが悪いので無くなったのでしょうか?
もしお歯白だったらまさに今は流行してるでしょうね。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。