totoroの小道

「挑戦することで、きっといいことがある」  http://www.geocities.jp/totoroguide/ 

リコーダを吹く私【4年】 線を踏まない

2017-03-01 05:55:12 | 図工

絵はだれもが、上手く書きたい。

しかし、どうしても上手い子と、そうではない子の差は見えてしまう。

私は、「上手い、上手くないはあるかもしれない。」
「すぐに上達できる人と、上達するのに時間が掛かる人がいるからだ。」
と話す。
「でもね、上手くてもそうで無くても、丁寧に塗ることは誰にでもできるよ。」 
と話す。

例えば、絵の具が着きすぎたとともったら、
余計な絵の具をすぐにぞうきんで、トントントンと拭き取る。
筆に着いた余計な絵の具をぞうきんでとって調整する。
こんなことは、誰にだってできることだ。

 

それから、もう一つ指示をするのは
「絶対に線を踏まない。」
ということだ。

もちろん、全ての鉛筆の線を塗り残すことは無理がある。

しかし、大切な線はぎりぎりまで絵の具を付けるが、絵の具を塗らずに残す。
せっかく、丁寧に描いた下絵の線には、生命がこもっている。
この生命のこもる大切な線を、見えなくしてしまっては、マイナスなのだ。

この絵の場合、鼻の部分や口の部分を拡大してみると、大事な線を残して塗っていることが分かる。
下絵を描く際、子供たちと研究したことは、
「吹く顔は、息をリコーダーに吹き込んでいる、筋肉の動きがみえること。」
だった。
この、息を吹き入れている筋肉の動きを見つけた線は、今回の絵で特にこだわっているところだ。
この線は、絶対に消してはいけない生命のやっどっている線。
この線は、絶対に消さない。

そのために
「線を踏まないでね。」と常に話しかける。 

 

にほ  んブログ村 教育ブログ 小学校教育へ藍色と空色と  緑のページ浜松授業研究の会


最新の画像もっと見る

コメントを投稿