江副 康成 鳥栖市の未来を語るブログ

鳥栖市議会議員として鳥栖市の未来に対する思いを語るとともに、その活動の様子を議会および議会外についてお知らせします。

農業用ため池にも洪水ハザードマップ?

2017-06-13 15:25:25 | 日記

農業用ため池の調査結果と求められる管理方法について

 

①天桜会の江副です。通告に従い質問しますのでご答弁よろしくお願い致します。

最初に農業用ため池の調査結果と求められる管理方法についてお尋ねいたします。

毎日、目の前に広がる田んぼを見ていますと、黄金に輝く麦の刈り取りから、既に耕された黒い大地、そして、苗箱いっぱいに敷き詰められた鮮やかな緑と彩豊かな田園環境が広がっております。農家といえば、この5月、6月は大変忙しい時で、川や、用水路、畔、そしてため池の草刈りがあります。また、麦刈り、トラックターで田の鋤き返し、そしてこれから徐々に水を張り、田植えの準備となります。今年のように雨があまり降らないと水は足るのかどうか心配しなければなりませんが、そうした時に頼りになるのが農業用ため池です。今回はこの農業用ため池についてまずお聞きしていきたいと思います。

 

皆さん、鳥栖市洪水ハザードマップをお持ちですか、あるいは見られたことがありますか。これから雨の多い季節となりますが、近年の雨の降り方は尋常ではなく、一時間に80mm以上の雨が降るときの注意喚起「猛烈な雨」の降り方にご注意ください、あるいは警戒してくださいという気象庁の呼びかけも、何か聞きなれた感じになってきていませんでしょうか。

 

ここで、ちょっと目を世界に転じてみますと、先ごろ、トランプ大統領が地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」から離脱すると表明しました。これから、まら地球温暖化と異常気象について、干ばつと豪雨について国際的な議論が再燃するのだと思います。

また、鳥栖洪水ハザードマップに話を戻しますと、そこでは150年に一回程度起こる大雨(48時間雨量521mm)がふった場合に河川の堤防から水が溢れ、あるいは堤防が決壊した場合に浸水が想定される区域を黄色や青色で着色した地図ということになります。鳥栖市南部を中心に浸水想定区域が着色されており、合わせて避難所、自主避難所が記載され、まさかの時に備えるためのマップです。

本年2月2日、建設経済常任委員会では九州地方整備局 筑後川河川事務所から鳥栖市役所にお越しいただき、「鳥栖市内の筑後川水系直轄管理区間の現況と計画について」お話しいただきました。市内をながれる河川の管理状況や現在抱える河川整備計画、下野地区や新産業集積エリア付近の河川道路を嵩上げし、また道路の拡幅を通してより強固な堤防にしていく現計画について説明していただきました。

しかし、この洪水ハザードマップは万能ではなく、内水氾濫、川の堤防から氾濫するのでなく行き場を失った水が溢れ出したもの、この内水氾濫は今から整備しなければならないこれからの課題という事でした。またその洪水ハザードマップの作成は市町村に求められているということでした。

話しはそこまででしたが、その内水氾濫でもない、違った洪水リスクに対する備えが求められていることを本年度当初予算で知ることとなりました。それは特定のため池が今後洪水ハザードマップを作製する必要が出てくるという予告です。

水の氾濫に対する備えは、川下ではなく山手にもあったんだと改めて気付かされたのですが、今後鳥栖市として本件についてどのような対策あるいは事業が必要となると考えらているのか、ご答弁よろしくお願い致します。以降の質問は質問席からさせていただきます。

 

江副議員のご質問にお答えいたします。

 議員ご指摘のとおり、東日本大震災でため池の被害が発生したことにより、平成25、26年度にわたり、農林水産省により、全国ため池一斉点検が実施され、受益面積0.5ヘクタール以上のため池 96,074箇所が対象となり、点検が行われたところでございます。

 鳥栖市のため池につきましては、28箇所が点検の対象となり、ため池の構造、周辺環境及び下流域の状況などの点検が行われたところでございます。

 ため池の構造につきましては、堤体の土質、高さ、幅、堤体の老朽度などを調査しております。

周辺環境につきましては、ため池の流域の広さ、ため池流域での過去の災害状況調査、接続道路の位置などを調査しております。

また、下流域の状況につきましては、人家、公共施設、道路状況、農業用施設などを調査しております。

この全国ため池一斉点検は、佐賀県により、ため池の現状を把握し、耐震対策、豪雨対策の判定が行われ、その中から防災重点ため池が位置付けられました。

さらには、堤体の高さが10m以上で、総貯水量が10万立方メートル以上のため池が、詳細調査を必要とすることになったところでございます。

鳥栖市におきましては、防災重点として位置付けられた、ため池が5箇所で、その内、詳細調査の必要があるため池が、2箇所ございました。

この2箇所のため池につきましては、本年度、鳥栖市が実施する詳細調査として耐震調査等を行うこととしているところでございます。

以上、ご答弁とさせていただきます。

 

たいへん丁寧なご答弁有難うございました。要約して言いますと、鳥栖市には受益面積0.5ヘクタール以上の農業用ため池が28か所あります。そしてこの度佐賀県が行ったため池の構造、周辺環境、下流域の状況の調査結果から、耐震対策、豪雨対策を必要とする防災重点ため池が5か所リストアップされました、というご説明でした。

我々も健康チェック及び病気の早期発見のため検査を受けます。今回の全国ため池一斉点検もそうした意味合いだと思いますが、専門的なデータは県にありますが、実際に対応をとるべきものはため池管理者であります。聞くところによるとため池管理者への問診、ヒアリングはなかったようですので、特に防災重点ため池管理者からすると、まさに青天の霹靂です。仲介役である鳥栖市としては、丁寧かつ、十分な説明を速やかにしてもらいたいと思います。

 

②合わせて実際に管理をしているのは28のため池管理組合です。今回の防災ため池のリストアップにつきましては、その管理の良しあしというよりもそのため池が位置する外部環境が大きく影響しているように思います。

私はこの度、農林水産省が平成27年10月に作った「ため池管理マニュアル」をすべて読ませていただきました。ため池のこと、またその管理の仕方、それがわかり易く書かれたマニュアルだと思いました。私はこの管理マニュアルの活用を防災重点ため池5か所だけではなく、28か所すべてに呼びかけるべきだと思いますがいかがですか。

 

江副議員のご質問にお答えいたします。

 今後の対策についてでございますが、今回の全国ため池一斉点検で、対策が必要であると示された、防災重点ため池5カ所につきましては、まずは、地元のため池管理者と管理方法について協議を行ってまいりたいと考えているところでございます。

協議の中で、農林水産省が示す、防災減災対策であります、短時間で、効果が期待される、ハザードマップの整備や低水位管理などを紹介し、それぞれの、ため池に合った適切な管理方法を地元管理者と決定していきたいと考えているところでございます。

また、これ以外のため池につきましても、まずは現状の管理状況等を把握し、その後、地元管理者とどのような対応が必要かを協議していきたいと考えているところでございます。

以上ご答弁とさせていただきます。

 

有難うございました。防災重点ため池5カ所は言うまでもなく、それ以外でも適切な対応よろしくお願いいたします。これも農林水産省が作ったものですが「ため池ハザードマップ作成の手引き」も全て目を通しました。これを見ると単にハザードマップを作成するだけでなく、周知方法、住民参加など大変な労力を要するもののようです。もし、作るとなると鳥栖市が作成主体となりますが相当の時間と労力を必要とするように思います。合わせて答弁にもありましたようにそれを必要としない低水位管理が可能なため池なのかどうか、そのための改修を必要とする場合、その費用負担、公的補助があるのかどうかなど、いつでも答えられるような準備もお願いします。

国の政策の窓口は鳥栖市では市役所であり、その時々、高度な専門知識に裏付けされたマニュアルに基づきその対応を市民、事業者、農業者に説明する役目は最前線にいます市役所となります。大変だとは思いますが頑張ってほしいと思います。

 

次の質問項目に出てきます常総市は平成27年9、月台風にともなく猛烈な豪雨で鬼怒川が氾濫し大変な事態となりました。今回建設経済委員会の視察でお伺いしたときは既に復興されていましたが、新しく建てたばかりの市庁舎をこの洪水が襲い、ここまで、腰の高さまで水に浸かったこと、そして、電力関係がすべてダメになったことを教えてもらいました。昭和28年の28水を経験した鳥栖市としては他人ごとではない思いがしました。

日本には4季があり、それぞれ季節の趣があり、大変豊かなところだと思います。一方で、最近はそれぞれの季節の中でも乾季と雨季があるようで、火災や洪水のリスクがそれぞれ高まっている気がします。今回問題提起された農業ため池の問題に適切かつスムーズに対処されることを要望して次の質問項目に移ります。

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