長島敏春「逗子日乗」

2007年温暖化による石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。2015年逗子に「海と森のギャラリー」を主宰。

水中写真を通じて自然を感じる

2018年02月08日 | 海と森のギャラリー

私のホームグランドは逗子の小坪だ。逗子マリーナの隣にあるのが小坪漁港で、その中に小坪マリーナがある。ダイビングショップは逗子・葉山ダイビングリゾート、小坪マリーナの2階にある。ここからからボートが出て数分でオオタカ根に着く。ショップまではアトリエから電動自転車でカメラとハウジングを積んで通っている。逗子は坂道も多いので最近は電動自転車を愛用している。ダイビング機材はショップに保管してもらっている。一昨年の8月から撮影を始めている。最近は週に1回は撮影に出かける、多いときは2回になることもある。通年撮影していると海の中の表情が変わる事を実感している。特に海の中の四季の変化を感じる。南の海は美しいがあまり四季の変化は感じられない。ここは季節を通し、海の自然の美しさや素晴らしさを感じることが出来る。

私のテーマはずっとサンゴだ。はじめはサンゴそのものに関心があったが、次第にサンゴに棲む魚たちや生き物の姿を追うようになった。そしてサンゴという環境と生き物の関係性が少し分かるようになった。水中写真を通して自然を見る事は素朴で率直な気持ちになる。最近の私たちはネットを通じてあらゆる情報を瞬時に得る事が出来るようになった。そして自然や社会を理解したつもりになってしまう。私はリアルな自然を感じることの大切さを伝えたい。リアルな自分自身が全ての出発点だと思うからだ。昨日はNHK BSプレミアムで『白川義員・最後の挑戦「天地創造」を撮る!!』を見た。84歳の白川さんの情熱に感動。

 

ZAF参加企画 長島敏春写真展「逗子のサンゴ」 海と森のギャラリ―

長島敏春写真展「サンゴとマングローブ」逗子文化プラザホールギャラリー

「マングローブ生態系探検図鑑」を偕成社より発売

「生命のサンゴ礁 長島敏春」

海と森のギャラリーHP

写真絵本「サンゴの海」が偕成社から好評発売中。