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サムエル記第二16章12節(サムエル記第二15章)

2017年02月24日 06時58分30秒 | 聖書


★「たぶん、主は私の心をご覧になり、主は、きょうの彼ののろいに代えて、私にしあわせを報いてくださるだろう。 」

■O:今日のコラム
今日の2つの章で、二人の人物がどのように権威を得たかを見ることが出来ます。
15章では、ダビデの息子アブシャロムが父親に対してクーデターを起こすべく、門に通じる道に立ち、王に訴えや申し立てを持ってくる人々に声をかけ「『ご覧。 あなたの訴えはよいし、 正しい。 だが、 王の側にはあなたのことを聞いてくれる者はいない』と言い、さらにアブシャロムは、『ああ、 だれかが私をこの国のさばきつかさに立ててくれたら、 訴えや申し立てのある人がみな、 私のところに来て、 私がその訴えを正しくさばくのだが』」と言っていたとあります。(第二サムエル15:3,4)

彼は4年もこのようなことを続けて、イスラエルの人々の人気を集めていきました。
そこには、主の介入は一切なく、彼は自分の野望でその地位を掴みとりました。彼はいわば、自らを昇格させ、自らで権威を獲得しました。
アブシャロムを通して、自己昇格、セルフプロモーションする者は、どのようになるかを見ることが出来ます。

後の章で分かりますが、彼の結末は簡単にいうと、あっけない逆転に会い、虚しい死を遂げていきます。

一方のダビデはどうだったでしょうか。クーデターを起こしたアブシャロムの手から逃れるべく、エルサレムの街を後にしました。逃れている道中にシムイというベニヤミン人がダビデに近づき、「『出て行け、 出て行け。血まみれの男、 よこしまな者。主がサウルの家のすべての血をおまえに報いたのだ。サウルに代わって王となったおまえに。 主はおまえの息子アブシャロムの手に王位を渡した。今、 おまえはわざわいに会うのだ。』」(IIサム16:7,8)と、なんとも屈辱的な言葉でダビデを呪いました。

ダビデの部下はシムイを殺そうとしますが、ダビデは『ほうっておきなさい。 彼にのろわせなさい。主が彼に命じられたのだから。』(IIサム16:11b)とそれを制しました。つまりダビデは「これは主が許されたことなのだろうから、放っておこう」と言ったのです。

ダビデが王になった道のりはすべて、主の御手によるものでした。すべてが主による昇格でした。そして、彼の王位が危ぶまれ、呪いまで受けた時のダビデはどのように感じていたでしょうか。

「自分が王位にとどまり続けるのか、退くのか、そのことを決めるのは自分ではなく主にある。すべての主権は主にあるのだから、自らの王位を主張することはしない。」というのが、この時のダビデの心の態度でした。

そして、ダビデはこうも述べています。「『たぶん、主は私の心をご覧になり、主は、きょうの彼ののろいに代えて、 私にしあわせを報いてくださるだろう。』」(IIサム16:12)ダビデは主の主権にすべてを委ね、神と人との前に誠実を尽くしました。主は自分の真実な心に報いて下さる良いお方であるという信仰を持っていました。

彼は、主が自分に王位を与えたいと願って下さるなら、また自分を王位につけるであろうし、もし自分が王位を退くことが主の御心ならばそれに喜んで従おう。それが、ダビデの心でした。

そんな彼を主はどうされたでしょうか。 主は彼に知恵を与え、助け手を与え、ダビデを王位に戻されました。

私たちは時にアブシャロムのように自分をセルフプロモートしようとします。自分自身で高い所に行こうと策を練ったり、人間的な努力をします。けれども、主は、主の前に誠実に歩むものを高いところへと引き上げて下さるのです。

御言葉は言っています。「主の御前でへりくだりなさい。 そうすれば、 主があなたがたを高くしてくださいます。」(ヤコブ4:10)これはビジネスの場には限りません。教会の中での働きにおいても、すべての領域で私たちが自分自身を大きくしようとしたり、自分を高い所に置こうとしたりするのではなく、ただ主の御前に誠実に歩み、へりくだる時に、主は最高のかたちで、時に叶って私たちをプロモート(昇格)して下さいます。


■A:考えてみよう
何故、自分の働きが誰の目にも止まらないのだろう。何故、誰も感謝してくれないのだろう。と思う時があるかも知れません。隠れた所で天の父が見ていて下さっています!へりくだり続けるならば、主がダビデになさったように、私たち一人ひとりにも最高の昇格を与えて下さると信じ、祝福します!

主がちょうど良い時に、私たちを引き上げて下さると知るならば、私たちは、今日も大胆に、最善をなされる方の御手の下にへりくだることを選ぶことが出来ると信じます。
「ですから、 あなたがたは、 神の力強い御手の下にへりくだりなさい。 神が、 ちょうど良い時に、 あなたがたを高くしてくださるためです。」(第一ペテロ5:6)


■P:祈り
主よ、私が自分自身で昇格しようとするのを、放棄します。主の御心に叶う歩み、誠実を愛して生きるならば、主がちょうど良い時に私を引き上げて下さると信じ、あなたに信頼します。あなたはいつも良いお方であることを、今日も告白します。


イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

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