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◆なぜ私は……

2017年07月21日 16時54分54秒 | 聖書
嘆いて歩くのですか。(詩篇四二・九)
信者よ。あなたがなぜ喜びをもたず、しばしば悲嘆にくれるのかがわかるか。なぜ取り越し苦労をするのか。だれがあなたに、いつまでたっても夜は明けないと告げたのか。だれがあなたに、暮らし向きの海は潮が引くばかりで、ついには恐ろしい貧乏の泥土のみが残ると言ったのか。いったいだれが、あなたの不満の冬は霜に閉ざされるばかりで、雪や氷やあられ、さらに深い雪、そしてさらに激しい失望のあらしが来ると言ったのか。あなたは、夜の次には昼が、干潮の次には満潮が、冬の後には春と夏が来ることを知らないのか。それなら、望みをもて! 絶えず望みをもて! 神は決してあなたを見捨てられないからである。
あなたが苦難のただ中にあっても、神はあなたを愛されることを知らないのか。山は暗いやみの中に隠されても、その存在は昼間と少しも変わらない。神の愛も、あなたの繁栄の時と同様に今もあなたに注がれている。いつも子どもを懲らしめる父がいるだろうか。あなたがむちを嫌うようにあなたの主もむちを嫌われる。主はただ、あなたが喜んで受ける理由のあるときにむちを用いようと思われる。あなたに永続的な益をもたらすために、それを用いることを願われる。
あなたは天使とともにヤコブのはしごを上る。そして、その上に座しておられるあなたの契約の神を見る。あなたは永遠の輝きの中にあって、一時の試練を打ち忘れる。また、試練を通してあなたを導き、永久の益を与えられた神をあがめるために、試練を思い出す。それなら、患難のただ中にあって歌え。炉の中を通っていても喜べ。荒野にもばらの花を咲かせよ。砂漠にもあなたの喜びの歌を鳴り響かせよ。これらの軽い患難はただちに終わり、あなたはとこしえに主とともにあり、あなたの喜びは決して衰える時がないからだ。
 気落ちするな、恐れるな
 主は変わられることなく、その御腕は近い
 ただ信ぜよ
 そうすればあなたは知るだろう
 キリストこそ私のすべてだ、と
 
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