Toshizoh's Bar

大阪を愛する編集者トシゾーのほろ酔いメッセージ。

日本の国石は翡翠に決定

2016-10-20 12:32:38 | Weblog
今年の9月に日本の国石が翡翠に決まったらしい。文句なし。さすがの選定である。

翡翠といえば、古代から糸魚川の翡翠は世界的に名の知れたものだった。

そして、翡翠の女王と称えられたのが、神功皇后だ。

神功皇后を卑弥呼と同一視する考えがあるが、違うと思う。

宇治拾遺物語

2016-10-20 00:21:00 | Weblog
コツコツ宇治拾遺物語を読んでいるが、これが面白い。今昔物語と同じらしいと習っていたので仏教説話ばかりかな、と思っていたら、さにあらず。

なかなかハードボイルドなかっこいい話もある。

そもそも宇治拾遺、ってくらいだから、あぶれた話を拾ったもので、元々の宇治大納言物語は残っていないのも痛快だ。

宇治拾遺物語のダンディ話集、そのうち連載します。

秋は婚礼の季節

2016-10-19 00:43:41 | Weblog
秋は、日本において何の季節かというと、婚礼の季節なのだ。

だから、日本の古典文学では、秋に失恋を嘆く歌が多い。それは、秋に結婚を約束しながら、姿を現さなかった相手に対する恨み節なのだ。

ジューンブライドなんてクソ食らえだ。あれの始まりは東京の某一流ホテルが閑散期に始めたキャンペーンにすぎない。

秋に結婚式を挙げるブームを作りたいね。

スタートレック、軽っ

2016-10-18 01:03:12 | Weblog
スタートレック、もちろん最初に知ったのは、宇宙大作戦。

まあ、めちゃくちゃな邦題やね。やりほうだい、てか。

スパイ大作戦のヒットにあやかったんだろねえ。バルジ大作戦、てのもありました。

で、スタートレック。アメリカで放映当初は視聴率悪かったらしい。

それは、タイトルのせいもある。今こそ勝てば官軍で、ダメだしできんが、トレックは軽すぎるで。散歩かい? みたいな。そういうギャップも狙ったんだろうけど。

でも、シンプルさがよかったと思う。てことで、新作見に行かな。

ブランコに揺られる男

2016-10-14 23:16:19 | Weblog
忘れ去られた田舎の町の、小高い丘にある公園に、ブランコがひとつあって、夕方になるとひとりの中年男が、毎日ブランコに揺られて、夕日が沈むのを眺めるのだった。

男はしもぶくらみの顔をして、4頭身で足が短く、腹が出ていた。

どことなく、育ちの良さそうなおっとりした風情だが、着ている服は型遅れでところどころへたってやつれていた。

男は、子どもの頃は人気者で、同い年の子どもたちと、なんども冒険に出たものだった。

彼女もいた。ポニーテールのかわいい女の子だった。

子どもたちは等しく年をとり、女の子も男の子ども時代のようにしもぶくらみだったが、女の子はいつの間にかほそおもてになり、足も長くなり、胸も出て、都会に出たきり帰ってこなかった。

男はひとりぼっちになった村で、夕日を眺めながら、毎日、飽きることもなく、ブランコに揺られながら、子ども時代のことを思い出すのだった。

そして、夕日が遠くの山に隠れるとき、無意識にある言葉が口から出るのだった。

ノンノン……

ブランコに揺られている男の名は、ムーミン、と、いっ、た…。

真説、アリとキリギリス

2016-10-14 00:59:12 | Weblog
アリとキリギリスという童話を思い出す季節になりましたね。

じつは、あの話は子ども用なのです。

本当は、うっかり自分の家にキリギリスを入れたアリは、説教して優越感を味わうものの、キリギリスの弾いたバイオリン一曲に、嫁はんがコロリといってしまい、キリギリスといっしょに家を出てしまった…という話。マジい?

寝坊した

2016-10-12 12:08:48 | Weblog
寝過ごした。起きたら10時だった。
疲れがピークなんだろう。
一説によると、寝る体力が回復したから寝過ぎるらしく、疲れがひどいと体は寝られないという。
なんとなくわかる。

キツい時期が続いて寝過ごすことはたびたびあるが、寝過ごした後にツラいのが尾を引いた記憶はあまりない。

叡福寺に眠る大物

2016-10-11 13:07:34 | Weblog
聖徳太子の墓は富田林の叡福寺の境内と隣接する古墳とされている。
近つ飛鳥と呼ばれるエリアだ。

丘陵の西斜面、西に向いているので奈良方面とは関係ないだろう。

富田林を流れる石川沿岸が蘇我氏の本貫地とする説もあるから、蘇我氏の流れをくむのかもしれない。

聖徳太子は蘇我氏の血を引くとされているのでつじつまは合う。

でも、聖徳太子、蘇我氏は筑紫にいたと思うので、誰?

母親と嫁といっしょに葬られるような、大物っていたかなあ…