歳月手記

歳月のちょっとしたメモです。
ちなみに「さいげつ」ではなく「としつき」です。

縄文VS弥生

2005-08-15 01:08:27 | つぶやきいろいろ
上野の国立科学博物館でやっている「縄文VS弥生」を見てきました。

縄文と弥生と聞いて頭に浮かぶのは、
縄文式土器と弥生式土器、その他に土偶、銅鐸、銅鏡、貝塚。

歴史授業の1学期の2~3回目の授業でかならず、しかも何回もやるので
いやでも覚えています。

しかし、
縄文人と弥生人て具体的にどんな人々でどんな風に違ったの?
年代的に縄文と弥生て連続性があるのに、何でそんなに違いがあるの?
と言われると正直自信がありません。

そんなわけで、この『縄文VS弥生』展を見に行ってきたわけですが、
暮らし、道具、洋服、社会、人の姿などを縄文と弥生でどのように異なるかを
分かりやすく展示してあります。


面白いところでは、縄文と弥生の人身体の違い。
縄文人は、背が低く、体つきはがっしりとして手足が長く。
顔も彫りが深いく、日本人と言うよりタイなど南方系の顔立ち。

弥生人は、縄文人に比べると背が高いが、手足は短い。
顔は扁平で目が細い、現在の日本人に似ています。

服装に関しても、
添付の写真を見ていただくと分かりやすいのですが、
縄文は、装飾品が多く。インカ文明などを連想させます。
弥生の方は、装飾は少なく、シンプルな和服に近い感じです。


宣伝用の写真も縄文、弥生の女の子たちが携帯電話でメールしていたり、
縄文と弥生で取っ組み合いをしていたりとなかなか面白いです。


勾玉や土器を作る体験コーナーもあり、
お子さんの夏休みの自由研究にはもってこいの展示です。
ただ体験コーナーは昼前には予約で一杯になってしまうようなので、
早めに行くことをお勧めします。

ショップにも、勾玉作成キットや土器作セットなども売っているので、
体験コーナーが一杯でできなかった場合や
子供に混ざって体験コーナーで作るのが恥ずかしい場合も無問題です。


<おまけNEWS>
縄文時代と弥生時代を分ける年代が私たちが習ったのと変わっているのを
ご存知ですか?

「放射性炭素年代測定法」(C14法)と言う土器などに含まれる放射性炭素の含有率で
年代を計る方法で測定したところ、
今までは2500年前だと思われていた、縄文時代と弥生時代の境目が
3000年前だったことが分かりました。




国立科学博物館『縄文VS弥生』
http://event.yomiuri.co.jp/2005/jomon_vs_yayoi/

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