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マルクスの分析不足の一つ

2016-10-11 11:38:35 | 日記
  国家の持つ搾取体質かもしれない。確かに、資本家の持つ搾取性は見事に分析したが、国家の持つ搾取体質に対して分析した様子も『資本論』からもうかがえない。とは言え、どの国でも、資本主義、更には、封建制度が確立する以前から、徴兵みたいな事が行なわれ、国の名の下の戦争がいくらでも行なわれていた。唐代など、中国の詩人たちが戦争の悲惨さを述べた詩をたくさん作ったのは有名である。資本家たちの搾取は「こき使う」わけだから、それも問題だが、徴兵の問題は命に関わるから、更に深刻である。戦場では相手を殺すか、自分が殺されるか、しかないわけだし。


  封建制確立によって、国家の体裁は整ったが、それ以前から国というものはあり、戦争が行なわれていた。封建制にも問題はあるものの、それに戦争の源を求める事もできないのではないか。その前の問題として、元々国家には搾取体質があり、徴兵や戦争、覇権などはその現れの一つという見方も成り立つわけである。

  以上の通り考えると、旧ソ連などの共産国で徴兵制が続き、アフガニスタンやチェコスロバキアに侵略したのも理屈が通ると。僕自身、物心つく中学時代にチェコ事件や中ソ武力衝突もあり、その事を今までに至るまで考え続けているので。

  とは言え、以下はもっと大切な事だが、国家が本当に搾取体質があったとしても、アナーキー(国家否定の考え方)は僕は支持しない。アナーキーはファシズムの次に悪い発想・状態だと思う。いかなる法令も機能しなくなり、本当に弱肉強食の世の中になるからだ。児童や高齢者、障碍者は勿論、一部の金持ち以外はどうにもならなくなるわけだ。その後、人民は打って変わって強権政治家を求めるようになり、果ては強力な独裁者が現れるからだ。現に、ナポレオン、ヒットラー、ポル・ポトとアナーキー状態の社会から出たわけだし。アナーキーがダメである事は、論より証拠である。

  本当に国家は資本主義以上の搾取体質を持っているのならば、対策は一つしかない。「人民がしっかり国家を管理する事」。国の役人、大統領、総理大臣、国会議員たちを。汚職みたいな事は勿論、過度の防衛にも。特に、武器会社と国家の癒着を監視する。また、政治も常に政権党が交代できるように、政治にも常に関心を持ち、全政党の政見も聞いて、人々はしっかり勉強もしていくべきだと。一党が長く政権に就くのは、腐敗の元にもなるし。

  とにかく、戦争のない世界を作りたいものである。
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