播州毛鉤伝統工芸士

　本年２月２５日付で、勝岡貴広さんが、経済産業大臣指定伝統工芸品である播州毛鉤伝統工芸士の認定を受けられました。このことは、選挙前の３月末に勝岡さんから認定書が届いたことを聞いていたのですが、やっと伺うことができました。
　播州毛鉤伝統工芸士は、これまで５名（西脇市３名・丹波市２名）の方が認定を受けられていました。今回、西脇市蒲江の竹中さんと富田町の勝岡さんの２名が同時に認定を受けられました。



　播州毛鉤伝統工芸士は、経験年数１２年以上が必要であり、その上で播州毛鉤についての筆記試験、全国共通の筆記試験、実技試験を受け、合格すれば認定を受けることができるそうです。
　勝岡貴宏さんは、お父さんの由紀雄さん（５０年の経験者で伝統工芸士）のもとで、１２年余り修業をされています。一日中、机に向かい、細かな作業を続けられますので、とても根気が必要ですし、腰や目を痛められやすいと思います。私は、勝岡さん一家とは子ども達を含め家族ぐるみで懇意にしていただいています。
　勝岡さんには、今後、さらに修行を積まれ、品質の高い播州毛鉤を作っていただきたいと願っています。また、伝統工芸士として、子ども達に、播州毛鉤の素晴らしさを伝え、後継者の育成にも取り組んでいただきたいと思っています。