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西脇市役所建て替え問題

2015-09-29 05:17:53 | 市議会活動
 9月24日の西脇市議会の一般質問に答えて、片山市長は西脇市役所の市庁舎建て替えを正式表明されました。
 西脇市公共施設適正化検討委員会では、第1回委員会で、早速、市庁舎建て替えの方向を出し、2回目の委員会では新築場所を現在地(郷瀬町)、染色工場「ダイイチ」跡地(和田町)、大型商業施設「カナート西脇」跡地(下戸田)の3ケ所を候補地として絞り込んでいます。検討委員会として、早急すぎるなという印象を私は持っていました。行政主導ではなく、じっくりと議論していただきたいと思っていましたが、合併特例債が活用できる最終年の関係で、早急な運びになってしまっています。
 片山市長は、建設場所を3ケ所を中心に検討した上で、27年度内に基本構想をまとめ、新庁舎の位置、規模、機能を決めると明言されました。基本は、①市民の利便性、②職員の生産性、③施設の稼働率の向上を図れる庁舎にしたいと方向付けをされました。さらに、マナビータや第2庁舎を含め、コンパクトな建物にしたいとも答弁されました。
 さらに、新庁舎の完成は、合併特例債が活用できる平成32年度(2020年度)を目指す方針も明らかにしました。さらに、市庁舎に隣接する市民会館も築49年と古く、「建て替えが望ましい」と表現されました。
 建設費は、市庁舎約28億4000万円、市民会館を含めた概算総工事費は約46億円と試算されています。財源は、合併特例債17億円、公共施設整備基金18億円、不足分の11億円を財政調整基金で補い、市財政を圧迫しない範囲で収まると明言されました。感性の平成32年段階で、実質公債比率11%以下、将来負担比率70%以下と予測し健全財政は維持できると答弁されました。
 本当に、西脇市の財政は大丈夫なのか、私は心配しています。それは、北播磨5市の中で、自主財源である市税の落ち込みが続いているのは西脇市だけだからです。茜が丘複合施設の建設が完了したとはいえ、西脇消防署の耐震工事、津万地区での消防出張所の新築、6地区認定こども園の建て替え工事助成、さらに、県道を市道に認定してまでも行う道路建設など、西脇市単独の予算が必要な大型事業がすでに着工・予定されています。また、合併特例債は有利な起債ですが、借金であることに変わりがありません。隣の篠山市が合併特例債を活用した施設整備の後、財政破綻寸前まで追い込まれたこと周知の事実です。
 市役所の建設だけでなく、全体を見通した財政計画を立てて、進める必要があります。
 ただ、一方、老朽化が著しく耐震強度に問題がある市庁舎や市民会館をそのまま放置しておくのも問題があります。
 議会としても、十分議論をして、市民の皆さんもなるほどといってもらえる進め方をする必要があると考えています。
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