東野としひろ活動NEWS

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西脇市郷土資料館第78回特別展『これなあに・むかしの道具19』

2015-01-20 05:06:48 | 地域行事
 西脇市郷土資料館では、定期的に特別展を開催し、来館者や市内の子ども達が興味の持てるように工夫されています。特に、資料館が所蔵している貴重な昔の道具を、『これなあに・むかしの道具』の展示を特別展として順次開催しています。



 今回シリーズ19回目として、『これなあに・むかしの道具19』を昨年12月9日~3月1日の会期で開催されています。私も、お世話になっている脇坂先生に新年のあいさつを兼ね、見学してきました。



第78回特別展『これなあに・むかしの道具19』は、はかる道具・度量衡(長さと容積と重さ)として特集が組まれています。
 資料館の説明によると、度量衡法は、明治26年1月1日に施行されましたが、昭和27年3月1日施行の計量法が制定されると、度量衡法は廃止されました。計量法は、昭和41年3月末をもって、メートル法以外の単位を廃止しました。



 資料館の特別展示室の中央には、重さを衡るものとして、国鉄西脇駅で使用されていた分銅式台秤が置かれてあり、その隣に上皿台秤や手さげバネ秤、棹秤が展示されていました。見ていて、古い我が家にあった秤を見る思いがして懐かしかったです。さらに、両替屋天秤や調剤用天秤もありました。
 また、容積を量るものとして、穀用一斗枡や五升枡、一升枡、五号枡、一号枡もありました。長さを測るものとして、曲尺やポイント尺、鯨尺、センチ尺、インチ尺、カーブ尺、巻尺、幼児身長計などが展示されていました。
 見学していて、昔の日本人は、モノづくりにおいて大変器用に度量衡を使っていたことが分かります。子ども達にも、ぜひゆっくり見て考えてほしいと思いました。



 また、特別展とは別に常設的に展示されているものとして、じょれんやひき鍬、麦播器、苗代こて、千石とおし、干歯扱きなどの農業用具、大型の斧や横挽き鋸、かんじきやぽっくり、足駄、便所下駄等の履物、矢立や銭箱、計算尺、手動式計算式などの商い用品、ミシンやアイロン、あんま器や鏡台、やぐら炬燵や湯たんぽ、豆炭アンカ、白金カイロ、掛け時計やテレビ、ラジオ、蓄音器、行燈やランプなど興味ある昔の暮らしの用品が展示されています。見ていて、楽しい気持ちになりました。



 久しぶりにお会いした脇坂先生は、大変元気に江戸時代の古文書に取り組んでおられました。幕末の元治2年(1865年)1月29日に起こった杉原谷地震関係史料を解読された『童子山第10号』をいただきました。早速、読ませていただこうと思っています。
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