『松内倫子作品展』

　『松内倫子作品展』が、ラベンダーパーク多可を会場に10月3日～11日の会期で開催されていうのを聞き、加美区の知人の方と一緒に早速見学に行ってきました。



　ラベンダーパーク多可は、ラベンダーの開花が終わり、来年に向けて剪定や土づくりを行っている最中で、来館者は少ないようでした。
　「ありがとう龍胆窯」と題された作品展は、さすが松内先生だと感心する内容でした。会場内の展示のレイアウトも、松内先生自身がされたそうで、とても見やすく、陶芸展の雰囲気を醸し出していました。



　松内先生独特の陶器は、龍胆を思わせる色彩とともに、落ち着いた重々しさを感じます。陶器としてここまで製作されたと感心する作品ばかりでした。
　会場の壁には、松内先生が書かれた味わいのある字体で、松内先生の強い想いが書かれてありました。
「出逢い　ありがとう　人間って　素晴らしい」
「素晴らしい人生をありがとうの心とともに」
「皆様との出逢い　ありがとう」
「誰の心にも　輝く星がある」
「一期一会　あなたに逢えてよかった」
「笑顔は　心が創るもの」
「ありがとうの五文字が　私の心を暖かくしてくれる」



　私の事務所にも、松内先生に書いていただいた大好きな言葉「大人の流儀　人より早く起きなさい　人の倍は働きなさい　たくさんの人に会いなさい　人のために生きなさい　ハンディを生かしなさい」を飾らしていただいています。
　松内先生の最愛のご主人が、先日亡くなられました。つらかっただろうと想像しますが、私の家に先生から「ありがとう　ありがとう　ありがとう」と書かれた陶器が送られてきました。その作品も展示されていました。
　松内先生には、悲しみを乗り越えられて、新しい境地での作品づくりに邁進していただきたいと願っています。